ファスティングの頭痛の原因は?梅干しは効果的?

ファスティングの頭痛の原因は?梅干しは効果的?

ファスティングをしている最中に頭痛が起こることがあります。

ファスティング中になぜ頭痛が起こるのか?
ファスティングの頭痛はどうすればよいのか?
頭痛薬は使ってよいのか?

ファスティングの頭痛にまつわる話を見ていきましょう。

ファスティング中の頭痛の原因<その1>

ファスティング中に頭痛が起こる原因は、食べないことによる血糖値の問題にあります。

ファスティング(プチ断食)では、食べ物を食べないことで、血糖値が低い状態になります。体の血糖値が下がると、体内の脂肪が分解され、ケトン体が増えます。

ケトン体が増えている=脂肪が燃焼している!と考えられていて、最近では「ケトジェニックダイエット(低糖質ダイエット)」なども流行しています。

他にも、癇癪(かんしゃく)・アルツハイマー病などの治療にも用いられてきました。

しかし、ケトン体の増加は良いことばかりではありません。

体内の脂肪が分解されることはたしかなのですが、そもそもケトン体というのは「体内の血糖値が下がっている」ことを知らせる「危険信号」の役割を担っています。

ケトン体が一時的に増加するとき、むかつき・吐き気・無気力などをおぼえる人もいます。

ファスティングでもこうした状態になり、結果「頭痛」を引き起こしてしまうことがあります。

ファスティング中に頭痛が起こらないようにするには

ファスティング中に頭痛が起こる原因は「低糖質」だということがわかりました。

これに対策をすれば、ファスティング中に頭痛が起こることを避けられます。

具体的には、「酵素ドリンク」をしっかり摂ること。酵素ドリンクの量が少ないと、低血糖になります。

すると、血液が酸性にかたむいてしまい、体にはあまりよくありません。頭痛、めまい、ふらつき、吐き気などが起こります。

しかも人間の体内はもともと弱アルカリ性なので、酸性にかたむくということは、疲れたりしてあまりよくありません。

「体のサビ!」と話題になる「酸化」も、体内が酸性にかたむくことを指していて、老化につながりやすいとされています。

ですから、ファスティング自体は悪いことではないのですが、血糖値を減らしすぎる行為はあまりよくないのです。

頭痛はそのための「アラート」と思っていいのではないかと思います。

ファスティング中には、酵素ドリンクでしっかり対策をすべきですが、逆に「いっぺんに多量に飲む」というのも良くありません。

一度にたくさん飲むと、血糖値が急上昇するので、一時的に血圧が高くなり、それも頭痛の原因となる可能性があります。

ファスティング中は、酵素ドリンクを、決められた量こまめに飲むことが大切です。

そして個人差もありますから、自分の様子を見ながら、量を加減してみるのもよいかもしれません。

ファスティング中の頭痛の原因<その2>

ファスティング中は食事を摂りません。

そのため、塩分量が足りなくなることが考えられます。

ファスティング中に塩分、つまりナトリウムやカリウムが足りなくなると、頭痛・だるさといった症状が出ます。

この対策として、梅干しが重宝されています。

梅干しは塩分補給にもなりますし、実は胃腸の調子を整える食べ物でもあります。
消化吸収がよくなり、水分代謝をを調整してくれます。

人によっては、1粒でも頭痛が収まるようです。

梅干しのもととなっている「梅」は、薬膳でも重宝される食材。

薬膳で梅を表すと、次のようになります。

五味:酸 ←酸っぱい味を表す
五性:平 ←温でも寒でもないという意味
帰経:肝・脾・肺 ←効能のある臓器

梅は毒に対して良い食材とされています。

「食べ物」「水」「血」の毒、三毒を絶つと言われているので、ファスティング中のような「毒出し」機関にも良いと考えられます。

また、梅干しにはクエン酸が含まれているので、疲れ、疲労を排出してくれます。

ファスティング中の頭痛に困ったら、昆布や海藻でも良いですが、梅干しもぜひ試してみてください。

まとめ

ファスティングと頭痛、梅干しについてみてきました。

体をすっきりさせたい、たまった毒素を出したい、と思っても、頭痛や疲労で体調不良になってしまっては困ります。

困ったときは、梅干しに頼ってみてはいかがですか。

では今日も一日、快適に過ごしましょう。