声が小さい!原因は胃腸にあり?声が小さい体質の解決法は

声が小さい!原因は胃腸にあり?声が小さい体質の解決法は

声が小さいと、色々と損をすることがあります。

たとえば、「え?」「は?」と聞き返されるだけで、結構な精神的ストレスになります。

他にも、言いたいことが伝わらなかったり、集団での会話になるとまるで無視されているような感じになってしまうことすらあります。

しかし解決方法としては「自信をもつ!」「リラックスする!」といった、根性論・精神論に寄りがちでもあります。

できたら苦労していません。

今回は、声が小さい原因と解決策について、考えていきます。


声が小さい原因を知る

声が小さい原因は、次のようなことが挙げられます。

①精神的原因
・引っ込み思案
・人見知り
・コミュニケーションに苦手意識
・人に気を使う
・性格がおとなしい
・あがり症、対人恐怖症
・自信がない
②身体的原因
・姿勢が悪い
・息が吐き出せていない
・声帯の閉鎖力が弱い
・口が開いていない
・腹式呼吸ができていない
・体型が小さい、細い

多くのサイトにはこうしたことの改善が挙げられていますが、気力が消耗した人にとっては結構苦痛だったりします。

特に他人からの受け取りが強いタイプの人は、「声小さいね!」と言われただけで疲れたりします。

そしてアドバイスも「伝えたい気持ちが足りない!」とか「自信をもつ!」とか、根性論になりがちなところも。

声が小さい人にとって、かなりのコンプレックスになっている場合、苦痛に苦痛を重ねるだけではないかと思います。

もちろん、それで楽しく改善されればそれに越したことはないのですが、「そうは言われても…」と思う方に対しては、適切な対策であるとは思えません。

意外と知られていない内臓と声の関係

声が小さい人の中には、「胃腸が弱い」という特徴を持つ人がいます。

胃腸が弱く、消化不良を起こしやすかったり、いつも下痢をしていたりして、お腹の辺りがいつも空虚な感じであれば、声を出すことさえも疲れを感じます。

まずは胃腸虚弱に対策をしてみると、声を出すことへの抵抗が結構かわります。

声は”気”が肝心

「声が小さい」という人は、漢方・中医学的にみれば、「気が足りない」状態にあると言われます。

中医学では「肺」の「気」が足りない=「気虚(ききょ)」になっていると考え、肺に「気」が満ちれば、声が自然と大きくなると考えられるそうです。

気虚タイプの人は、「気」の不足=エネルギー不足な人。疲れ・倦怠感、体の冷え、胃腸が弱い、下痢がちなどの特徴があって、体力がなく風邪をひきやすかったりするそうです。

しょっちゅう疲れていたり、顔色が悪かったり、体温が低かったりして、声が小さい場合は、「気虚」の体質になっているかもしれません。

“気”から解決?!

声の小さい人声を出すのって、結構パワーや気力の要ることです。

気が少ないまま、使い続けると、どんどん自分が消耗していってしまいます。

胃腸にやさしいものを食べ、体を温め、ゆったりペースの運動がオススメ。

漢方薬では、
「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」
「当帰養血精(とうきようけつせい)」
「六君子湯(りっくんしとう」

「十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)」
「麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)」
などがサイトではオススメされているようです。

しかし、漢方薬は体質や体型・体調、状態によって処方される薬が変わってきます。

その人個人に合った薬を選ぶのが漢方のやり方ですので、専門のお医者さんに見てもらいましょう。

まとめ

「声が小さい」という悩みを、体質や体調から改善する方法について見てきました。

声が小さいという悩みは、声の大きい人や、声を出すことを苦に思わない人には、なかなか分かってもらえないものです。

もちろん、大きな声を出し続けると、それに引きずられて気持ちも楽しくなるものです。

しかし、それ以前の段階もあるのではないかと思います。

どうしても声を出すこと自体がストレスでしかない場合は、足りていない”気””エネルギー”をさらに消耗し、さらに疲労していく可能性も考えられます。

精神的ストレスが大きい場合は、視点を変えて対策してみてはいかがでしょうか。

では今日も一日、快適に過ごしましょう。