サスティナブルの意味とは?どういう取り組み?英語の由来と使い方

サスティナブルの意味とは?どういう取り組み?英語の由来と使い方

よく耳にするようになってきた「サスティナブル」。

サスティナブルの意味をしっかり把握し、商品選びや生活の参考にしていきたいものです。

サスティナブルの意味とは

「サスティナブル」は、「持続可能な」「ずっと続けていける」という意味。

実用的には、「自然環境に配慮した」「環境汚染に対策をした」という意味で使われています。

サスティナブルの語源

サステナブルは、英語が由来。

「sustain(持続する)」+「able(〜できる)」  =「 サスティナブル(Sustainable)」となります。

サステナブル-世界の動き

世界は今、「サスティナブルな社会」、つまり「持続可能な社会」を目指してすすむ動きがあります。

地球温暖化、資源不足、人口増加、環境破壊…。

世界の抱える問題はさまざま。

このまま突き進むと、いずれ立ち行かなくなる。

そうしたことを懸念して、サスティナブルな商品や生活が、今注目を集めているのです。

意外と古い「サスティナブル」の概念

最近、「サスティナブル」という言葉が広まってきましたが、実は1987年にはその概念がありました。

和暦で言うと、昭和62年にあたります。

将来の世代の欲求を満たしつつ、現在の世代の欲求も満足させるような開発」をしていかなければならない、という報告書「Our Common Future」が発表されたことが大きなきっかけでした。
(※1987年「環境と開発に関する世界委員会」(委員長:ブルントラント・ノルウェー首相)公表)

何をすればサスティナブル?

地球や環境に配慮した行いを心がける、というのがサスティナブルですが、では実際、何をしたらサスティナブルなのでしょうか。

開発者や企業であれば、環境に配慮したものへの見直しや、新規事業、食品ロスへの対策などが考えられるでしょう。

発展途上国への配慮も、サスティナブルといえます。

個人の家庭レベルで言えば、ビニール袋を少なくしたり、ごみを出さない生活をしたり。

小さなことですが、人口の量を考えれば、非常に意味のあることです。

また、サスティナブルな商品を積極的に利用することも、サスティナブルな社会に貢献することになります。

物が買われなければ、どんなにサスティナブルな商品でも、立ち行かなくなってしまいます。

普段買っているものを、サスティナブルな商品に変えることには、非常に意味があると思います。

サスティナブルな商品とは?例

サスティナブルな商品は、最近では非常に増えてきました。

テレビCMでも、「サスティナブル」という言葉を、俳優にしゃべらせたりしています。

では、サスティナブルな商品には何があるのでしょうか。

〇食品
〇服
〇化粧品
〇家電製品

例えば、日用雑貨や家具などなら、リサイクル品はサスティナブルと言えます。

建築物にも、リサイクル材料で作られたものはあります。

化粧品や医薬品ならば、動物実験を行わなかったり、パッケージも植物由来で作ったりすることも、サスティナブルにあたるでしょう。

日用品なら、洗剤を使わなくても良いスポンジ。
すぐに生分解される洗剤。
海に生きるものにとって、非常に重要です。

食品にも、サスティナブルがあります。

例えば養殖の魚。

日本は海産業がさかんですが、養殖は海の汚れを招きます。

それが、海を汚さない養殖をすれば、それはサスティナブルと言えますし、実際にそうした取り組みがなされています。

サスティナブルなライフスタイルとは

では、個人でできそうな、ライフスタイルではどうでしょうか。

オーガニックな商品、サスティナブルな商品を取り入れた生活の想像は、難くないはずです。

ほかにも、最近では「ミニマリスト」という人たちが現れています。

ミニマリストとは、最小限の生活を行う人たちのこと。
たとえば、不要と思えば冷蔵庫や洗濯機、掃除機などを持たない生活をする。
本当に必要な、質の良いものだけを選んで、生活をしている人たちのことです。

これもサスティナブルといえます。

サスティナブルは範囲が広く、環境や地球、他の生物に配慮する行動なら、自分で考え行動したことも「サスティナブル」と言えるでしょう。

まとめ

世界中で重要視されている「サスティナブル」。

商品の価格帯が高いことや、手間がかかることなど、障害はあります。

しかし、目指さなければ何も変わりません。

環境に配慮することで、私たちが不自由するという必要もありません。

環境や地球としっかり向き合って、快適な生活をする。

それが、サスティナブルの存在意味なのではないでしょうか。

個人の自由の範囲で、無理するのは違うとは思いますが、それでもできるだけ取り入れてくれる人が多いことを願うばかりです。

では今日も一日、快適に過ごしましょう。