読書のおやつ―「木のひげ」でファンタジーの本の世界にひたろう

読書のおやつ―「木のひげ」でファンタジーの本の世界にひたろう

読書中のおやつ特集、今回は「木のひげ」をご紹介します。

「木のひげ」は全粒粉のパンを作るお店ですが、お菓子も豊富。
そして何より、あの有名な作品の読書には、ぴったりなのです。

「木のひげ」のパン・おかし

「木のひげ」は、東京都多摩市にある、全粒粉がメインのパン・お菓子工房。

店頭でも販売していますが、オーガニック店などに卸しているので、取扱店舗であれば手に入れることが可能です。

木のひげは、全粒粉なだけあって、かなり固め。
東ヨーロッパのイメージがするような、まるで童話のパンのような雰囲気。

「木のひげ」の品質

木のひげのパンは、自家製酵母を使っています。

しかも、有機無農薬の干し葡萄(レーズン)から培養した酵母菌で、全粒粉を加えて作るパン。

「木のひげ」パン生地は、小麦・干し葡萄エキス・塩しか使われていないので、バターや卵が食べられない人にも安心。

実は、この製法は、フランスの伝統的なパン作りの手法。 

「木のひげ」のオーナーさんである牟田口さんは、本格パンを広める活動をしていたブッシュ・ピエールさんに教わったそうです。

ブッシュ・ピエールさんと言えば、有機ドライフルーツを扱う会社、(株)ノヴァの創設者です。

そんな方から直伝の、フランス伝統手法のパンと、お菓子も、生地が全粒粉を使用しているので、かなりしっかりめ。

季節に合わせて、商品が変わります。

「木のひげ」と読書

木のひげは、ある作品にインスピレーションを受けて作られています。

それは、映画にもなった「ロード・オブ・ザ・リング」。
小説では、「指輪物語」の名前で長く親しまれてきました。

「ロード・オブ・ザ・リング」は、中世東ヨーロッパの雰囲気を持った、ファンタジー作品です。

中には伝説上の「エルフ」「ドワーフ」「魔法使い」と個性豊かなキャラクターがたくさん。

そのなかで体の小さい「ホビット」が主人公として活躍する小説です。

「木のひげ」は、そんな「指輪物語」に影響を受けてできたパン屋さん。

何よりも、店名「木のひげ」は、「エント」という、木のような姿の種族の長老の名前。エルフは「ファンゴルン(Fangorn)」と呼びますが、その翻訳が「木の髭」なんです。

商品名にも、「ロード・オブ・ザ・リング」や、ファンタジーにかかわる名前があります。

親指トムイギリスの童話
・エルフの焼き菓子(何らかのファンタジー作品)
・ツーロングA(『星に叫ぶ岩ナルガン

・カルアシチミーのパイ(『カルアシ・チミーのお話』ピーターラビットシリーズ)

などなど。

「ロード・オブ・ザ・リング」を含め、ファンタジー好きにはたまらない、読書時間にぜひおすすめしたいおやつです。

また、おやつから読書の本を探すのも、すてきな楽しみ方です。

生地がかなり固めなので、しっかり噛んで楽しんでください。

冬季限定の「りんごのタルト」。

季節商品は”今”しか食べられない!

木のひげの中でも人気を誇るおやつ「りんごのプチパイ」「りんごのタルト」などは、冬季限定。

季節を逃したら、また1年先まで食べられません。

季節の変わり目に見かけたら、すぐに手に取ることをおすすめします。

とっても固い!「ツーロングA」

木のひげのパン・おやつは「固め」とすでにお伝えしましたが、なかでも筋金入りの固さをもつおやつが「ツーロングA」。

すごくおいしいおやつですが、最初に食べたときには本当に驚きました。
まず、最初のひとくち割れるのか…?というくらい。

しかし砂糖類の甘さがなく、噛んでいると穀物の甘さがすごく香ばしくておいしい、すてきなおかしです。

歯の弱い人には向かないかも。

まとめ

読書で「指輪物語」をチョイスして、「木のひげ」で作品の中にいるような気分を味わえたら、最高ですね。

ホビット村のパンも、こんな味なのでしょうか。

想像するだけでも、楽しみがさらに上がります。

読書の休憩中のおやつに、「木のひげ」はいかがでしょうか。

では、今日も一日、快適に過ごしましょう。