エアコン暖房の設定温度、冬は何度が正解?

エアコン暖房の設定温度、冬は何度が正解?

エアコンには暖房と冷房があるけれど、実は暖房の方がエアコン電気代が高くなりがちです。

エアコンの設定温度、冬は何度が正解なのでしょうか。

また、節約には、設定温度も大事ですが、設定温度だけでなくほかにも方法があります。

実は、エアコンをほとんど使ったことがなかったので、エアコン暖房の使い方をおさらいしてみました。

なぜ高い?冬のエアコンの消費電力

エアコンには暖房と冷房があるけれど、実は暖房の方がエアコン電気代が高くなりがちです。

なぜかと言うと、「空気」との「理想温度(設定温度)」との差が、冬の方が激しいからです。

どういうことかと言うと、例えば、夏25°設定にした場合、元々気温が30℃だったとすると、その気温を25°にするので、埋めるべき気温差は「5℃」になります。

それが冬25℃にしなければならないとなった場合、そもそも外気は、例えば10℃だったとしても、室内を25℃にするためには「+15℃」あげなければなりません。 

ましてや。 1月~2月の冷え込みが気になる時期は、気温が零度や氷点下になることも。
 
すると25℃もあげなければならないことになりますから、エアコンの設定温度は同じでも、冬は電気代が高くなりやすいということになります。

設定温度は何度がベスト?

では、暖房の設定温度をどれくらいに設定したら良いのかという話ですが、 教室や職場など、外でよく見るのは「26℃」くらいかと思います。 

実は環境省は推奨する設定温度があるのですが、なんと「20℃」。

公共の場で見かける設定温度とはだいぶ差がありますが、電気代の節約と環境のことを考えれば、エアコン暖房の設定温度、冬は20℃がお勧めです。 

エアコンの設定温度だけじゃない!消費を抑える術

他にも、 エアコンの設定温度 あげるだけではなく、 冬の寒さ対策をするだけで、 電気消費量を抑えることは可能です。

窓対策

例えば、 窓のカーテン、窓の断熱対策。

断熱フィルムや断熱シートなどを貼っている方もいますが、これは、 エアコンの設定温度を低くしても、暖かさを保てるのでとてもオススメです。 

実は、 窓から温度が流出していく割合は何と「50%」! 

お部屋が寒いなあと感じる方は、まず窓から対策してみるのがおすすめです。

窓の数が少ない家に住んでいる方は、この辺りはもしかしたら問題ないかもしれないですね。

掃除が大事

エアコンの掃除や室外機の掃除はかなり有効です。 

エアコンのフィルターが汚れているだけで、暖房時には、6%も消費電力変わるということです。 

正解は「こまめに切る」?「つけっぱなし」?

エアコンはこまめに切ったりつけたりしていますか? 

実はこまめに切ったりつけたりするよりも、 エアコンの暖房や冷房は、 少しならつけっぱなしにしたほうが消費電力が抑えられるのです。 

なぜかと言うと、冷えた部屋を温め直すことにエネルギーがかかるからです。 

30分程度の感覚でしたら、 けっぱなしの方が節約になる、と言われています。

エアコンの風向きが大事

エアコン暖房の設定温度を変えるだけではなく、 冬は下向きに設定したほうが良いです。

そもそも暖かい空気は、 上にあがっていってしまうので、 まず下の方へ暖かい空気をエアコンで流した方が効率が良いです。

+αのグッズを用意

サーキュレーターなど、 空気を循環させるものを併用すると、上に溜まりがちだったエアコンの暖かい空気が、部屋全体に循環し、消費電力を抑えられます。

かつ、部屋の足元の温度も上がってくるので、 冷えやすい足元の対策になり、非常に快適になります。 

湿度が大事

意外と湿度が大事で、実は 湿度を上げると、寒さを和らげるという効果もあるそうです。

そもそもエアコンで乾燥しがちになりますから、加湿器など使っての加湿対策は大事です。 

乾かないようにしっかり加湿しましょう。 

推奨設定温度は低くない?

「20℃がエアコンの設定温度って、寒くない!?」という方も、やはりいらっしゃいます。

普段から「26℃」などの設定温度を見慣れている方には、エアコンの暖房設定が20℃では、寒いんじゃないの?と感じるようです。

しかし、中には18°設定で冬を越したという方もいます。 

そこまではいかなくとも、20℃の設定温度で過ごせるように、服やお部屋に工夫を凝らしてみると、寒さは感じなくなるでしょう。

また、お勧めとしては温湿度計を買うといいと思います。

いま自分が何度も部屋にいるのか、それが見た目に分かるだけで、エアコンや部屋室内の気温、湿度も管理しやすくなるというもの。

無駄に寒さの中で過ごしたり、逆につけすぎてもったいない思いをしたり、肌を乾燥させてしまったりそしたことがないように 、自分をしっかり管理していきたいですね。

では今日も一日快適に過ごしましょう