コーヒーは体にいい?悪い?漢方では「体を冷やす」はあなた次第!?

飲まずにはいられない、という人も多い、コーヒー。
眠気覚ましにも良いし、何より香りがおいしいです。
しかしコーヒーは「体を冷やす」とか「カフェインが気になる」など、最近ではわるもの扱いにもなりがち。
しかも最近の漢方では「体を冷やす」が、必ずしもコーヒーの特性ではない、と考えられているそうなんです!
コーヒーのおもしろ話、さっそく見ていきましょう。
コーヒーが体に良いのは
コーヒーには、カフェインが入っているので、大量に飲まなければ眠気や頭をスッキリさせてくれます。
また、香りが非常に良いので、リラックス効果をもたらしてくれます。
そのほかにも、コーヒーには、肝臓を保護する役割があったり、血管疾患予防、利尿作用が知られています。
この作用がうまく取り入れられれば、コーヒーは体に良い、といえます。
コーヒーが体に悪いのは
カフェインが含まれていることで、とりすぎはNG。
胃に強いので、胃が負けてしまいます。
こうした作用が強くはたらけば、コーヒーは体に悪い、といえます。
また、コーヒーは温かい国の植物ということもあり「体を冷やす」というのが、非常に浸透している通説です。
コーヒーは体を「冷やす」し「冷やさない」!?
他にも面白い話があって、最近の漢方では、コーヒーは体を冷やすときもあるし、温めるときもあるとか!
漢方も日々進化しているのですね。
それにしても、コーヒーが体を「冷やす」ことにもなり、「温める」ことにもなるとは。
これでは、体に良いのか悪いのか。
どういうことなんでしょうか。
漢方から見た、コーヒーが体を「冷やす」し「冷やさない」論
最近、すごくわかりやすく漢方のお話をしてくださるYoutubeをよく拝見します。
この方は、ロン毛メガネさん。香港人で、漢方栄養指導士の方です。
自分の体の悩みから、動画を見ていくと、生活習慣をどうすればいいのか、よくわかります。ダイエット、不調、肝斑など、なんでもあります。
さて、コーヒーの話に戻ります。
(※豆のブラックコーヒーに限ります)
ロン毛メガネさんによると、焙煎している度合いによって、コーヒーは「性質が変わる」のだそう。
また、アイスコーヒーは「体を冷やす」ものであり、ホットコーヒーは「燥熱性」だと説明しています。
そのため、コーヒーが体に「良い」か「悪い」かは、「飲む人次第」としています。
コーヒーを飲む適量は?
動画を見るとわかるのですが、アイスの場合でもホットの場合でも、コーヒーは「1日1杯」をおすすめしています。
漢方的「コーヒー」の効能・効果
漢方から見ると、「気血の巡り」「消化促進」に良いのだそう。
ほかにも、漢方では「体に湿気が溜まると悪い」と考えるのですが、その体に湿気がたまるのを防いでくれたり、血流を良くしてくれたりするといいます。
そのことから、ロン毛メガネさんは「結構の悪い人は、適量のコーヒーを飲むと、ある程度改善できると思いますね」としています。
シナモンパウダーを少しかけると、より血行促進になります。
(あくまで少量。妊婦さんは避けます。)
「湿」の話も非常におもしろいので、興味のある方はぜひ勉強してみてください!短く簡潔で、とてもわかりやすいです。
しかし、あくまでも100%コーヒー豆からつくられた「ブラックコーヒー」に限る話で、缶やペットボトルのコーヒー、カフェオレなどでは効果が得られない可能性がある、と注意しています。
まとめ:コーヒーが体に「良い」「悪い」は人それぞれだった!
コーヒーが体に良いか悪いか、それは人それぞれ、飲み方それぞれで違うんだということがわかりました。
どちらにしても、飲みすぎると消化器系の調子をこわしてしまうので、1日1杯を守るのが良いのですね。
血行が悪いので、シナモンとコーヒーはうまく使っていきたいと思います。
何より、香りが良いし、好きなので、個人的にコーヒーはやめたくないんです(笑)
「体に悪いよ!やめたほうがいいよ!」と強い口調の方が結構いらっしゃいますが、とても悲しいし、ちょっとこわい…と思ってしまいます。
ですが1日1杯までなら、うまく使えば大丈夫なことがわかりましたので、これで安心して、1日1杯のブラックコーヒーを楽しむことができます。
何がどう悪いのか、良いのかを知ることは、とても大切ですね。
では今日も一日、快適に過ごしましょう。
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