相撲(すもう)の語源は古語だった?!もともとの意味とは

日本の国技・相撲(すもう)は、もともと古語の「すまふ(読みは”すもう”)」が語源の言葉です。
では、古語では「すまふ」は、どういう意味でつかわれていたのでしょうか。
相撲(すもう)の語源・由来
「すもう」の古語ですが、感じでは「すまふ(すもう)」を「争ふ」「辞ふ」と書きます。
意味は、
①抵抗する。争う。 ②辞退する。断る。 |
となります。
このうち、①の「争うこと」の意味が、スポーツの「相撲」の語源となっています。
相撲といえば、大柄の男二人が争う競技。
今日では日本の「国技」とも言われているスポーツですが、「争う」という意味の言葉、「すまふ」が語源だったのです。
どんなふうに使われていた?
古典文学の用例では、「すまふ力なし(すもうちからなし)」といえば「争う(抵抗する)力がない」となります。
②の意味で使う場合には、「知らざりければ、すまふ(しらざりければ、すもう)」などといえば、「知らなかったので、辞退した」というような意味になるそうです。
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