古文だと「才」の意味は「才能」だけじゃない!

「才」といえば、現代語では「才能がある」「天賦の才がある」という言葉で使われますが、もともとは違う意味のことばでした。
古文では「才」は、「ざえ」と読み、1つは、現在と同じく「技能」「才能」の意味で、和歌や音楽など、技術の才能がある意味です。
そしてもう一つは、
「教養」「学才」の意味です。現在では「教養」の意味で使うことはないですが、かつて「才」は教養がある、という意味でもつかっていたのです。
当時、教養があることは非常に大事なことです。(現在もですが)
「才」は古文では、「生まれつきの才能があること」ではなく、後天的に、「習得した才能・能力」を意味することがほとんどです。
特に、当時、貴族社会において不可欠だった「漢文」「漢学」の教養について使われる言葉です。
現在では「うまれつき」「天才」的な使われ方が多い「才能」です。
しかし、「努力こそ肝心」、と思わされる言葉ですね。
では今日も一日、快適に過ごしましょう。
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