「凄し」の意味は「凄い」よりおそろしい!古文が楽しくなる豆知識

「すごい!」といえば、現代では「すばらしい」の意味ですが、古文の世界ではかなり違うようです。
古文では、背筋がぞっとするようなことを、「凄し」と表現します。
すごし〔凄し〕は、景色や様子の「気味が悪い」こと、また殺風景で「さびしい」というとを表すので、かなりホラーな様子を表現する言葉のようです。
それが転じて、ぞっとするほどに「すばらしい」という意味を持つようになったそうです。
現代で言えば、元来、否定的な言葉だった「やばい」が、すばらしいの意味で「やばい」と使われるようになったことと、成り立ちが似ていますね。
転じて意味が変わり、定着した日本語はけっこうありますので、また紹介していきたいと思います。
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