ごぼうは食物繊維と〇〇で便秘改善?

ごぼうは食物繊維が特徴でしられる野菜ですが、便秘には良いのでしょうか。
また、ごぼうの良いところは、食物繊維だけじゃないんです!
ごぼうは「水溶性」食物繊維が豊富!
ごぼうは、食物繊維が豊富です。それも「水溶性」の食物繊維なので、便秘の方にはかなり役立ちます。
「不溶性」だと、人によってはかえって便秘になってしまうこともあるのです。
水溶性食物繊維は、便をやわらかくしてくれるので、試してみるといいかもしれません
ごぼうにはオリゴ糖が!腸に◎
ごぼうには、もともと「オリゴ糖」が含まれています。
オリゴ糖は、腸内環境にとても大事なのです。なぜなら、オリゴ糖は「ビフィズス菌」のエサとなるからです。
ビフィズス菌とは、かんたんにいうと、腸内細菌のなかでも「善玉菌」であり、ビフィズス菌やほかの善玉菌が、割合が多い状態のほうが、より健康的な腸であるといえます。
悪玉菌も、人体には決して有害などではないのですが、悪玉菌が多いと、体調に不調が出やすくなるようです。
ですから、オリゴ糖をたくさん含む野菜、ごぼうを食べると、腸内環境は整う、と考えることができるのです。
冷え性には向かない?ごぼうの性質
食材を「冷え性に向くか」「熱い人に向くか」と考えるとき、薬膳・漢方で調べると、非常に便利です。
ごぼうは、「微涼」と書かれ、つまりどちらかといえば体を冷やす性質を持ちます。
そして便秘には向いていて、熱を取り去るような食材のようです。血圧降下や、コレステロール値の改善、むくみの解消を期待する場合もあります。
冷え性の人は、たくさん食べたり、永続的に食べることは控えた方がよさそうです。
昔の人はごぼうについてどう考えていた?
ごぼうは、実は昔から、若々しくいられる食材としてしられていたようです。
最近の研究では、「腸は第2の脳」ともいわれるくらいですし、腸内環境が整えば、免疫や精神バランス、美肌にもよいことが注目されています。
実は、江戸時代の人たちはすでにこれを知っていて、『若食物本草』では「牛蒡をば 常に食せよ 薬なり 身をかろくなし 年寄らぬもの」、つまり「ごぼうを常に食べなさい、薬である。食べれば体を軽くし、老けない」としています。
まとめ
ごぼうは、すばらしい力を持っている食材。
ごぼうのポイントは
〇水溶性食物繊維で便秘対策に!
〇オリゴ糖で腸内細菌が元気に!
〇やや「涼」属性!
〇昔の人も知っていた「若さのヒケツ」!
江戸時代の初期には、ゴボウはエイジングケアの食材として紹介されていたくらいですから、身をもって知っていたのでしょうね。
わたしたちも、昔の人の知恵をぜひ、活かして取り入れてみたら、たのしいかもしれません。
では今日も一日、快適に過ごしましょう。
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