毛細血管のゴースト化は防げる?!毛細血管は増やせるのか

老若男女とわず、毛細血管は大事なもの。
毛細血管が元気ならば、風邪をひきにくいし、冷え性にもなりません。
美肌にもなります。
しかし、血液が少なかったり、血行が悪かったりすると、毛細血管が「ゴースト化」して、いずれは消えてしまうこともありうるんです。
今回は、毛細血管を増やすには、ゴースト化を防ぐにはどうしたらよいのか、見ていきます。
全身の血管の99%が毛細血管!
血流をアップしたり、血行を良くすることが、人体には非常に重要です。
体の末端まで「酸素」「栄養」を送り届け、「二酸化炭素」を回収するのは、毛細血管の役目。
ということは、末端の血行不良は、全身の不調を引き起こすことにつながってきてしまいます。
毛細血管は増えたり減ったりする!?
「私は冷え性…」「血行が悪いから…」もうダメだ、というわけでは決してありません!
毛細血管は、実は”増やす”ことができるのです。
もちろん、加齢とともに”減ってしまう”毛細血管ではあります。
このように生命活動に不可欠な毛細血管ですが、残念ながら加齢とともに劣化してしまいます。毛細血管を構成する細胞と細胞の間に必要以上に隙間ができて栄養素や老廃物が過度に漏れ出てしまったり、血管の弾力性が失われ血管内が狭まって詰まりやすくなったり。すると、その先の毛細血管に血液がいかなくなるのです。 管はあるのに血液が流れないこの現象を、“ゴースト化”といいます。そして、使われなくなった血管はやがて脱落。女性の場合、女性ホルモンが減少する40歳ぐらいから毛細血管が減り始め、60代になると20代の頃に比べて4割も減るというデータがあるのです。 (引用:婦人公論.jpより) |
ただし、毛細血管のすごいところは、「何歳になっても増やすことができる」というところ!
たとえば同じ年齢の人でも、毛細血管の多いほうが「若々しい」「風邪をひかない」などの特徴があります。増やせるなら増やしましょう。
しかも自分で努力できる方法があります。医者いらずな方法で、医者いらずになれるなら、試さない手はありません。
毛細血管を増やしたい!方法アレコレ
まず、良質な睡眠。しっかり眠ること。
つぎに、血流を増やすこと。血液がないと、毛細血管が持続できませんし、きれいな血管になりません。
そして、しっかりリラックスすること。副交感神経優位の状態にすると、緩むのだそうです。そうすると、血液が流れやすくなるので、血管のためには非常に良い、ということになります。
実は、年を重ねるごとに、交感神経優位の状態でいることが多くなりやすいんですって。
「若いころは血気盛ん」というイメージがありますが、それと交感神経優位とは別の話なのですね。
そもそも交感神経とは、「興奮の刺激」を全身の器官に伝える 「自律神経のうちの1つ」なのです。
自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」が、しっかりバランスをとっているのが理想的。どちらかに傾いたりすると「自律神経失調」となり、精神や体の不調をもたらします。
若者はしっかり眠れるのですから、自律神経のバランスが取れているのでしょうね。(若者にもいろいろありますが)
寝すぎちゃう…と話すと、年上の方に「若いねー!」と言われますが、自律神経のバランスも、一つの要因かもしれませんね。
「毛細血管増やしたい」食材は
オススメは「シナモン」「ヒハツ」など。
どちらも香辛料なので、大量に摂ったり、体にあわないのに長期間摂ったりすることはお勧めできません。
しかし、毎日耳かき1杯程度のシナモンを、継続して食べている人は、お肌がピカピカだったりするので、毛細血管を増やしたい方には、一度興味をもってほしい食材のひとつ。
「ヒハツ」とは、やはり香辛料の一種ですが、毛細血管・血行促進・エイジングケアに期待がかかっている食材です。
※シナモンは、妊婦さんは避けてください、と言われる食品です。
まとめ
毛細血管が増やせるものだとは、そして年齢も関係なく増やせるとは、知りませんでした。
たいてい「20代がピーク」「30代で減少し…」という言葉が聞こえてくるのですが、毛細血管はいつでも増やしドキ!というわけですね。
体中の隅々まで、酸素をいきわたらせて、健康・免疫・美容などにつながるよう、考えてみてはいかがでしょうか。
では今日も一日、快適に過ごしましょう。
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