古文の「あなた・そなた・こなた」意味はどれが”あなた”?

古文には、「あなた」「そなた」「こなた」という、よく似た言葉がありますが、すべて違う意味。
現代語の「あなた」という意味で使うのは、どれだかわかりますか?
正解は・・・正解は、「そなた」。現代語の「あなた」という意味は、「そなた」です。
そなたの意味は、「あなた」とか「そちらのほう」「そっち」という意味です。
では、古文の「あなた」の意味は何かというと、「あちら」とか「向こう」、「あっち」という、方角や遠方を示す意味なのです。
ではもう一つ、「こなた」は、「私」「この私」とか、「こちら」「こっち」という意味です。
どれも和語なので、ひびきがやわらかく、きれいな表現ですね。現代では使うことはないと思いますが、古典や昔の作品にしたしんでみてはいかがでしょうか。
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