イギリス料理“まずい”で有名な理由はなぜ?

イギリスと言えば「メシマズ」という不名誉なイメージ。
実際、ネットでは「イギリス=まずい」という
ツイートやブログがたくさん。
イギリス料理といって思い浮かぶのといえば
「フィッシュ&チップス」や
「サンドウィッチ」など
シンプルなものが多いように思います。
イギリスは、なんで“メシマズ”な国になってしまったのでしょうか?
イギリスのメシマズ事情を検証
ネットには、イギリス留学をした人や、
旅行をした人の「まずい」感想がたくさん
掲載されています。
なかでも衝撃なのは、
イギリス人が開き直って書いている記事。
↓
https://togetter.com/li/1403894
いさぎよいのと、
イギリス人らしい皮肉まじりの文体が
とても面白い…のですが
やはり料理はまずいらしい。
有名なイギリス料理はおいしい?
イギリス料理の代表的なものを
あげてみました。
〇フィッシュアンドチップス
〇ローストビーフ
〇ヨークシャー・プディング
〇シェパーズパイ
〇スコッチエッグ
〇スコーン
おいしそうですけどね。
ローストビーフなんか、日本人は
ありがたがって食べる印象ですけど。
一方で、「これは…」という料理もあります。
〇ウナギのゼリー寄せ
〇ハギス(羊の胃袋の腸詰)
〇フィッシュ&チップス
フィッシュ&チップスはイギリスに行った人によっても
「おいしかった」「まずかった」と
評判がまちまち。
美味しい店と、まずい店に分かれるようです。
イギリス人は基本的に「魚に下味をつけない」のと、
「魚の臭みをとる」という工程がないので
おいしくないところのは
美味しくないのだと思います。
料理がまずい理由は歴史にアリ
イギリス料理がまずい理由は、
歴史的な事情がありました。
まずは「産業革命」。
世界に先駆けて産業革命がおこったイギリスで、
産業革命後は、労働者の労働時間が異常なほどで、
1日20時間近くも労働しなければならなかったとか。
環境は劣悪、生活に気を配る余裕もなく、
とにかく滅菌のために「加熱」を行うようになったのです。
その名残から、イギリスでは料理を
必要以上に加熱する習慣が
ついてしまったのだそうです。
そんな状況では、
生に近いような料理は
生まれるわけがないですね。
忙しすぎて
外で買って食べる習慣ができたのも
そういう理由からでした。
その他にも、イギリスを“メシマズ”にした
理由があります。
イギリスと言えば、
「天気が悪い」というイメージがありますが、
実際、曇により
日照時間が少ない、という
天候的特徴があります。
そのため、作物を育てるには
あまり恵まれていない土地なのです。
なので生の野菜よりも、
冷凍の野菜を買う方が
一般的なのだとか。
オーガニック食品が安いイギリス
一方で、イギリスはオーガニック食品が安かったりします。
オーガニックとは「有機」つまり簡単にいえば
無農薬などで栽培された作物のことです。
イギリスに行きなれている人に
「日本のオーガニックは高すぎる!」
といわれたことがあります。
イギリスでは、半分~1/3で買えるよ!
とのことでした。
実は、イギリスはオーガニック大国で、
アメリカ、ドイツに次いだ市場規模をもつと
いわれています。
市場が大きく、商品が出回っている数が多いので、
価格も日本のように高くなく、
普通の商品と比べて2~3割増し程度なのです。
イギリスを含めヨーロッパでは
「健康」だけでなく
「サスティナブル」つまり「持続可能な」
環境問題に向き合うという視点から
オーガニックを選ぶ人が多いのです。
そんな中で日本は
オーガニック後進国といわれ、
最近注目度があがってきてはいるものの
まだまだ
「健康オタク」
「健康志向」
「おいしくない」
といった偏見が根強い国です。
イギリスと日本の
オーガニック価格差は
こうした事情が反映されているのです。
脱メシマズ!イギリスのおいしいレストラン
最近では、イギリスにも
いわゆる「三ツ星レストラン」も増えました。
2020年版の「ミシュランガイド」では
5つの三ツ星レストランが。
ロンドン Alain Ducasse at The Dorchester メイフェア Restaurant Gordon Ramsay チェルシー Sketch (The Lecture Room & Library) NEW THREE STAR イングランド バークシャー The Fat Duck バークシャー The Waterside Inn |
努力しているお店が評価されるのは
すばらしいですね。
-
前の記事
オートミールの食べ方!ダイエットや便秘に効くのか? 2021.08.10
-
次の記事
和梨の切り方!おしゃれで食べやすい!バズった簡単カット♡ 2021.09.03