幻の梨!稲城とは?大きさ比較・味・歴史も

幻の梨!稲城とは?大きさ比較・味・歴史も

稲城市と言えば、都内では最大の梨生産地。

そんな稲城の地名が、品種名になっている梨があります。

幻ともいわれる「稲城」、どんな梨なのでしょうか?

幻の梨「稲城」どんな梨?

「稲城」は、「新高」と「八雲」を掛け合わせた品種で、とても大きい種類です。

←幸水 稲城→

一般的に出回っている「幸水」と比較してみました!

左が幸水、右が稲城。

圧倒的な質量です。

梨「稲城」はなぜ幻?

そもそも梨「稲城」は、産地が非常に少なく、東京都の稲城市と、多摩地区に少ししか、栽培されていません。

そのため「稲城」は、市場にはほとんど出回ることがないそうで、直売が一番手に入る方法のようです。

私も、こちらの「稲城」は、府中市の農家さんからいただいたものを、お裾分けしてもらったものです。

とても珍しいので、手に入るなら、自分で食べるのはもちろん、秋の贈り物としてすごく喜ばれると思います。

※もともと「稲城」という品種は、稲城市外への持ち出しはタブーだったようで、府中市産と言ったら稲城在住の知人に仰天されました。

稲城の梨の歴史

稲城市が梨の産地として大きくなったのは、明治時代で、梨の生産の始まりは江戸時代の元禄(一六八八〜一七〇四年)頃だとか。

代官が京に上った際、「淡雪」という梨の苗を稲城に持ち帰ったのが始まりと言われています。

幻の梨「稲城」の味は?

稲城は、糖度が高くて甘く、果汁が多いことで知られています。

梨も、土づくりでだいぶ食感などが変わるようで、私がいただいたものは、とても甘く、食感は固かったです。

梨のおもしろ情報!

秋ならではの味覚、梨をたのしんで、夏の疲れと、これから来る冬のために過ごしてみませんか?

では今日も一日、快適に過ごしましょう。