シルクの洗い方!ナイトキャップ他 洗剤OK?

シルクの洗い方!ナイトキャップ他 洗剤OK?

肌ざわりよく、肌や髪をダメージから守る、美人の味方「シルク」。

シルク製品のナイトキャップやマスク、手袋、洋服など、美肌を目指すにはとても良い素材ですが、同時にとてもデリケートなので、取り扱いや洗濯が気になります。

洗い方を知って、上手にシルクを使いこなしましょう。

詳しい記事はコチラ→シルクを身につけるだけ!美容効果がハンパない!

シルクはどんな素材?

シルクは、蚕(かいこ)が作る繭(まゆ)を加工した繊維です。タンパク質が主なので、皮膚や髪に非常にやさしい素材で、表面的だけでなく、体も温めます。

シルクの生地といえば、「つやつや」「つるつる」なイメージのある布ですが、シルクの光沢は「フィラメント繊維」と呼ばれる長繊維であることから生み出される艶なのです。

ただし、つるっつるの記事は「サテン織」という織り方のためで、手袋や靴下が、シルクでもつるっつるの生地でないのは、サテン織でないからです。

シルクは自分で洗濯できる?

シルク素材の服は、自分で洗えるのでしょうか。これは、まず手持ちのシルクの服の、タグの洗濯表示を確認することが必要です。

「手洗い」のマークがついていれば、自宅で洗濯することが可能です。逆に「家庭での洗濯禁止」のマークがあれば、自分で洗うことはできません。

洗ってしまった場合は、どうなっても自己責任。服のスタイルが崩れてしまったり、生地が傷んでしまったりするのでおすすめしません。

家庭での洗濯禁止マークがあれば、自分で洗うのは控えて、クリーニング店や専門業者に相談するのがベストです。

シルク服の、自分での洗い方

シルクの服や製品を洗濯するとき、自分で洗う洗い方にも、注意が必要です。

・洗剤は「おしゃれ着洗い用(中性洗剤)」
・もしくはシルク専用の洗剤
・手洗い

<シルク洗い方のNG>
一般的に、洗濯用洗剤は弱アルカリ性が多いのですが、これをシルク製品に使用すると、生地が劣化する可能性があるとか。
シルクは主成分がタンパク質なので、傷んでしまうようです。

☆洗い始める前にチェック!☆
シルクの服を洗い始める前に、「色落ちしないかどうか」をチェックする必要があります。「色落ち」は、自分でカンタンにチェックすることができます。

・洗濯洗剤を薄めて、ティッシュにつける
・目立たないところを選んで、服をとんとんたたく

色落ちする製品だと、ティッシュに色が移るか、服の柄、服の色が薄くなるので、自分で洗うのはちょっとキケンだと判断できます。

シルクの服の洗い方

シルクを手洗いする場合、手洗いとなります。面倒でも、洗濯機に入れてしまうのはオススメできません。

<用意するもの>
・洗浄液(20℃くらいのぬるま湯に洗剤を溶かす)
・洗濯機、洗面器、バケツ(服が浸かるような器)
・すすぎ用のお湯(20℃くらいのぬるま湯)
・バスタオル(給水用)

☆シルクの洗い方☆
まず、シルクの服を裏返します。そして、やさしく持ち、洗浄液(洗剤量は洗剤のラベル参照)の中でゆっくり左右に振って、汚れが気になる部分があれば、スポンジなどでトントンとたたく感じに。

つけ置きなら安心!なイメージがありますが、長時間シルクを水につけた状態にしておくことで、生地が劣化してしまうことがあるので、シルク洗いは短時間勝負です。

シルク生地を洗剤のぬるま湯で洗ったあとは、このぬるま湯を捨てて、新しいぬるま湯ですすぎます。こちらも、優しく左右に振ってすすぐ洗い方で。洗剤を落とすのは1回では難しいのでだいたい3回程度はやったほうがよさそうです。

脱水ですが、ぎゅっとしぼったり、洗濯機の脱水機能にかけたりするのは危険。摩擦を与えると傷んでしまうシルクですから、水をかるく切って、バスタオルを用意し、その上にきれいにシルクを広げて、水気をタオルに吸収させます。

そしたら、シルクの衣服を干します。このときも、ハンガーや洗濯バサミは禁止。すぐにクセがついてしまって、形が崩れたりします。【室内】【平干し】がベストです。平干しも、丁寧に広げて干しましょう。私はこれを以前やってしまったことがあり、部屋着なのでまだよかったのですが、平干ししたものの、ちょっとシワが寄った状態に気づかず、乾燥させてしまったのです。すると、その部分だけ、とんでもなくシワシワに。

シルク製品を部屋干しにするのは、日の光で色落ちしてしまう場合があるからです。シルクは、紫外線吸収の性質があるんだそうです。

とってもデリケートなシルク製品。しっかり管理して使えば、美肌や健康にも役立つので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。