トカゲモドキ(レオパ)とは?脱皮や温度、なつくのか?など

最近人気の「ヒョウモントカゲモドキ」。
ヤモリの仲間なのですが、見た目がかなりトカゲに近く、犬や猫のように大型動物ではないので、ペットとして飼いやすいみたい。
ヒョウモントカゲモドキは、人になつくのでしょうか?脱皮したり、温度管理はどうしたらよいのでしょうか?
ヒョウモントカゲモドキについて、調べてみました。
トカゲモドキってどんな生き物?
辞書によると、トカゲモドキってこんな生き物です。
ヤモリ類ではあるがトカゲのような形質ももつヤモリ科トカゲモドキ属Eublepharisの総称。全長16cm前後。ふつうのヤモリと違って眼は透明なうろこで覆われず,上下のまぶたが可動で眼を閉じることができる。各指趾(しし)は細長く指(趾)下板は吸盤状とならない。日本にはクロイワトカゲモドキE.kuroiwae1種が徳之島,沖縄諸島に分布し,5亜種に分けられている。平地から山地の森林や集落周辺にすみ,夜行性で,昼間は洞穴や石垣などに隠れている。 |
ふつうのヤモリって、目が透明なうろこでおおわれているんですね…!そっちにもびっくりです。
まぶたが閉じるのが、とてもかわいいです。
ペットで人気のレオパ
トカゲモドキにも種類があって、ペットとして世界中で人気の種類は“レオパ”“ヒョウモントカゲモドキ”と呼ばれる種類。レオパは「レオパードゲッコー」の略称で、飼い主に慣れるところも魅力。
特徴
・しっぽ(ぷっくりしている)
・まばたき
・地面を歩く(壁歩きはできない)
・見た目が色々(品種が多い)
・寿命は約10年くらい
・細かい歯がある
・夜行性
触ったところ、意外と爪があって、大きい個体になると、皮膚に触れたときにちょっと痛い感じがして、ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)さんが滑ったときには、ちいさく爪のあとが皮膚につきます。爪痕がちいさすぎてかわいい…!(笑)
ヒョウモントカゲモドキを飼う温度は?
ヒョウモントカゲモドキさんは、変温動物です。自然界のヒョウモントカゲモドキさんは、日光の熱で温まった、暖かい石・土の上で体を温かくしています。
飼うときには、人がやってあげる必要がありますので、ヒーターは必要です。
・26~32℃
・温度が高い場所、低い場所をつくる
・湿度は約40~60%
2匹一緒に飼える?
ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)さんは、単独飼育が基本なのだそうです。繁殖などの問題があるのですが、複数一緒に飼うデメリットが結構大きいみたい。
ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)さんは、野生だとハーレムを築くそうです。繁殖期にはオス1、メス複数、の生活スタイルです。
ですので「複数飼っても平気なのでは?」と思いがちですが、ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)さん同士で喧嘩が起こると、相手を殺してしまう場合があるのだそう。
メス同士なら複数等でも大丈夫みたいですが、オス同士の喧嘩は、普段温厚なヒョウモントカゲモドキ(レオパ)さんでも相当派手にやるとのこと。
大怪我になったり、しんでしまったりするようなので、オス同士では買うことは推奨されていません。
しっぽで気分わかる?
ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)さんのしっぽは、根本近くがぷっくりと膨れていますが、あれは栄養を貯蔵しているのだそうです。ラクダのこぶと一緒ですね。トカゲのように、危険な時にはしっぽを切って逃げるので、ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)さんと触れ合うときには、しっぽは触らないように心がけることが大事。切れてもまた生えてくるのですが、もとの形ではなくなってしまいます。
このしっぽ、振っているときは「威嚇」「エサを狙っているとき」なのだそうです。
ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)の種類
ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)さんにも、いろいろな種類があって、柄や色合いが全然違います。
・ハイイエロー
・アルビノ
・ハイポタンジェリン
・スーパーマックスノー
・リューシスティック
・ブリザード
脱皮する?
ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)さんは脱皮します。頻度は数か月に1回くらい。
ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)さんの体が、白っぽい表面になってくると、「そろそろ脱皮です」ということらしいです。
こうなったら、霧吹きで飼育ケースの壁面を濡らしてあげること、そして大きめの水入れを入れること。飼育ケース内の湿度をあげてあげるのが大事みたいです。
ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)さんは、脱皮が始まると、皮を何かに引っ掛けて脱皮していくので、ざらついた岩を設置したりするとよいそうです。
ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)さんの体に、脱皮後の白い皮が残ってしまっている場合、ぬるま湯で取り去ってあげることが大事みたい。ほっておくと、壊死することがあるのだそうです。
ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)さん、脱皮した皮は「食べてしまうことが多い」そうです。サスティナブル…。
目をなめる!なぜ?
ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)さんを観察していると、時々長い舌を出して「ぺろっ」と目を舐めます!最初はびっくりしました。思いっきり眼球を舐めていたので、「えっ!?」となります。
でも、ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)さんが目や鼻を舐めるのは、目・鼻が乾燥するのを防いだり、口周りについた水滴を舐めているんですって。
爬虫類に感情はあるの?
「爬虫類に感情は存在しない!」と言われていますが、ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)など爬虫類の飼い主さんの中には、「見ていると感情があるようにしか思えない!」という方もたくさんいらっしゃいます。
ワニ、トカゲ、カメ、ヘビなど、爬虫類には「感情は存在しない」というのが、一般常識ではあるのですが、実際どうなんでしょうか。
人間と同じ「喜怒哀楽」ではないようには思います。でも、ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)さんを飼育している方は、爬虫類の中では、相当感情豊かな表情があると思わせてくれる、ということです。
そもそもなぜ「爬虫類に感情はない」という結論になっているのでしょうか?
人間ふくめ哺乳類には、「哺乳類脳」が備わっているのですが、この「哺乳類脳」が感情を司る、といいます。人間が泣いたり笑ったりするのは、このためです。
しかし、爬虫類には「哺乳類脳」がないために、喜怒哀楽の感情が「不可能」とされています。
飼い主さんとしてみれば、ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)さんを眺めていて「いま絶対こう思ってる!」みたいなシーンに、何度も出くわしますから、感情がないなんて、信じがたいみたい。
逆に「爬虫類は感情がないところがかわいい!」という人もいるので、どっちが正しいのかはよくわかりません。
私は、すくなくとも「気分」はあるように思いますし、「好き嫌い」はあると思います。「気分」と「好き嫌い」って、感情とはまた別なんでしょうか…。
買えないけど会ってみたい!
まだまだ魅力いっぱいのヒョウモントカゲモドキ(レオパ)さん。
動物は買えないけど、触れ合ってみたい!という方は、爬虫類カフェがオススメ。
私はこの間、浅草近辺にあるアニマルカフェ「Piccolo Zoo」で、はじめてヒョウモントカゲモドキ(レオパ)さんと触れ合ってきました。


とってもかわいい…!
こちらの「Piccolo Zoo」には、ヘビやカメ、大型のトカゲさんもいますし、ネコ・ウサギ・ハリネズミにも出会うことができます。
飼えないけど触れ合ってみたい、飼う前にどんな子たちなのか知りたい!という人は、ぜひ爬虫類カフェへ!
ちなみに「Piccolo Zoo」ではヒョウモントカゲモドキ(レオパ)さんの販売もしていました。
「Piccolo Zoo」 東京都台東区西浅草1-1-16 升宏ビル3階 090-6023-1156 11:00 〜 20:00 定休日:金 事業所の名称 |
土日は混み合うこともあるので、平日がオススメだそうです!
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