深呼吸のやり方!呼吸法で病気が逃げてく?

息、してますか?
デスクワークや勉強中、呼吸は浅くなりがち。また、ストレスや怒りでも、呼吸は気づかぬうちに少なくなってしまいます。
しかも漢方では、しっかり呼吸をすると「病気が逃げる」と言われているとか!
深呼吸のやり方を覚えれば、毎日がちょっとハッピーになるかも。
呼吸とは
誰しもが習う言い方だと、呼吸とは「酸素を取り込み、二酸化炭素を出す」ことだと思います。これがいわゆる「呼吸」と呼ぶものです。
実は呼吸にはもう一つあって、それは私たちが見ることは普通はできません。「細胞呼吸」というもので、「血液と細胞とがガス交換をすること」です。
外呼吸で私たちが酸素を取り入れることによって、内呼吸で細胞たちが体の中のガス交換を行ってくれることなんですね。
深呼吸のやり方
深呼吸しようとすると、最初に息を吸う人が多いですが、「呼吸」という字を見ると、「呼」「吸」と、吸う方が後に来ています。
なので、先に息を「吐く」方から始めるとよいです。
①呼:吐く
②吸:吸う
漢方でお気に入りのYoutube、ロン毛メガネさんによると、①で、先に息を“吐く”のが大事で、体にたまった悪い気を、すべて吐き出すようにして息を吐くのだそうです。そして②で息を吸います。
この時、息を吸うのを「腹式」にすると、下腹や腰回りが膨らむ感じになります。お芝居や歌などをやっていて、発声を習ったことがある人はわかるかもしれませんが、そうでない人はなかなかわかりづらいかも。
息を吸った時に、肩が動けば「肩呼吸」、胸周り・あばらが動くなら「胸式呼吸」、下腹が動けば「腹式呼吸」です。
発声だと「腹式呼吸」が正解!という感じになってしまいますが、ロン毛メガネさんの話だと「腹式呼吸と胸式呼吸では、鍛えられる筋肉が違う」ということで、どちらが間違っている、とかではないそうです。
腹式呼吸…横隔膜を鍛える
胸式呼吸…あばら骨を広げる筋肉が鍛えられる
腹式呼吸は、横になるとやりやすいので、寝る前に軽く胸に手を置いて、胸が動かないようにしてやってみるとわかりやすいかも。5分くらい続けると、睡眠の質もアップするみたいです。
病気が逃げる!?
漢方で深呼吸は非常に大事とされ、「呼吸入腹、百病全消」つまり「腹に気を入れると、体から病気が逃げていく」という言葉があるそうです(詳しくはロン毛メガネさんのYoutubeへ!)
漢方では、体のすべては気のかたまりで、臓腑や筋肉、経絡にはそれぞれの「気」があり、常に変化し動いている、と考えられているのですが、この気がたりなかったりすると、体に不調をきたすわけです。
「気虚」とかですね。気が足りていません、という症状の名前になります。
呼吸をすることで、体の気をしっかり補って、体の気を巡らせることで、体のセルフメンテナンスにつながります。
呼吸の効果は?
呼吸がしっかり深くできると、何がよいのでしょうか。
・血行アップ(全身に新鮮な酸素が届く)
・リフレッシュ
・リラックス
・頭がすっきりする
私が腹式呼吸を続けてみたところ、個人の感想ですが、顔色が明るくなったり、明らかに落ち着いたと思います。
対面で話すのに緊張したり、あれこれ細かいことが気になって落ち着かなかったのが、人との会話でもあわてることがなくなり、人の話を待つことができたり、また声も落ち着いた声が発せられているようで、相手もしっかり聞いてくれるし、話すのも楽しそうだったので、深呼吸は続けていこうと思います。
副交感神経でリラックス!
なぜ深呼吸でリラックスするのでしょうか?
これは呼吸が、交感神経・副交感神経のはたらきに関わっていることが原因みたい。
交感神経…不安、ストレスで活発に 副交感神経…睡眠、リラックスで活発に |
深呼吸をすることで、副交感神経をはたらかせることができるのです。するとリラックスしたり、イライラがおさまったりします。
あわてがちな人には、深呼吸をおすすめしてみてください。
ちなみに副交感神経がしっかりはたらくと、ホルモン・免疫の正常化にもつながるとか。
呼吸に集中してみよう
「深呼吸しよう!」と、しっかり腹式呼吸などを意識すると、深呼吸に集中することができます。
ほかのことを考えない時間ができるので、その時のストレスや考え事から解放されます。一時的でも、解放されることが大事です。ストレスを感じたら、深呼吸のやり方を思い出しながら呼吸に集中して、仕切り直しましょう。
呼吸が浅いのは危険?
反対に、呼吸が浅いと体はどうなってしまうのでしょうか。
呼吸が浅いと、体にはいろいろな不調が出てくるようです。
・自律神経失調症
・呼吸に関わる筋肉が凝る
・肩こり
・背骨がゆがむ
・内臓・肋骨の位置が下がる
・肝機能の低下
・便秘
・呼吸器系疾患
などなど。漢方で「呼吸入腹、百病全消」というのと逆で、呼吸をしっかりしないと、体のあらゆる不調を招くことになるわけです。
いま体調不良を感じている人は、まず深呼吸・腹式呼吸の練習をするだけでも、だいぶ体質が改善されることもあるかもしれません。
毎日10回でも、5分でも、できるなら何回も、しっかり深呼吸のやり方を思い出しながら、深呼吸してみてください。
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