マッサージの好転反応とは?揉み返しと何が違い?

マッサージの好転反応とは?揉み返しと何が違い?

マッサージや冷え取りなどでよく聞く「好転反応」。東洋医学で「瞑眩(めんげん)」といいます。かなり謎な響きですが、好転反応とはいったい何なのでしょうか?何が起きるのでしょうか?

めんげん・好転反応とは

身体に治療を施したり、影響を与えたことによっておこる、一時的な反応を「好転反応」もしくは「めんげん(瞑眩)」というそうです。

西洋医学の用語では「好転反応」、東洋医学の用語では「めんげん」というわけで、どちらも同じことを指しています。

マッサージの好転反応・もみ返しの違いは?

マッサージの「もみ返し」とは何が違いなのでしょうか?

マッサージの「好転反応」と「揉み返し」の違いは、良い反応→「好転反応」、マッサージによる良くない反応→「もみ返し」らしいのです。

マッサージによって、体が良い方へ変化しようとして、一時的に「だるい」「眠い」「体が熱い」などの反応が出たときは、「好転反応」で、マッサージが成功して体が良い方へ向かおうとしている証拠です。

好転反応と違い、マッサージの施術後、「逆に凝った」「頭痛がする」「施術箇所が痛い」などは、「揉み返し」といって、マッサージによって筋肉が傷ついてしまったり、体にかえって悪影響になってしまった場合です。

好転反応はなぜ起こる?

マッサージで起こる好転反応とは、どういうことなのでしょうか?

身体に好転反応が起こる理由は、マッサージの施術で「体のバランスが整う」ためといいます。

ゆがんだ体や、体の部分が、マッサージを施術することで矯正されると、反動でだるくなったり、眠くなったりするそうです。

眠い、だるい、ぽかぽかするなどの反応が出たら、「体が違いに気づいて、ただしく戻ろうとしているんだな」「良いマッサージ師さんだったな」と思えますね。

揉み返しの原因

マッサージで好転反応とは違い、揉み返しが起きてしまう原因は何でしょうか。

揉み返しになってしまうのは、ツボの押し間違いや、施術のチカラが強すぎることで起こるそうです。

筋肉繊維の損傷が起こり、揉み返しとなるのです。

なんでも「好転反応かも!」と思い込むと危険ですね。「痛いから効き目があったんだ!」と思わずに、一度「まてよ?」「正しい方向と違い、不調がおきているのしれない」と思うことも大切です。

身体のサインは見逃さないようにしたいですね。

では今日も一日、快適に過ごしましょう。