ファスティング・断食のメリットはダイエット以外にも期待できる!

ファスティング・断食のメリットはダイエット以外にも期待できる!

ファスティングや断食をする理由は「体重が気になるから断食してみよう!」という人が多いのではないかな、と思います。

しかし、私が漢方医から断食を勧められたのは、まったく別の理由からです。

実は、ファスティング・断食を行うことで期待できるのは、それだけではないんです。

頭がすっきりしない人、胃腸の調子がどうも・・・という方は、ぜひ読んでみてください。

個人的な話をしますと、私は別にダイエット(痩せる)を必要としていません。痩せ型です。

それでも漢方医から「断食してみなさい」と言われました。つまり断食には、ダイエット以外に良い点があるのです。

半年ほど胃腸の調子が異常に悪く、やる気もまったく起こらず精神的にもかなり参っていました。さらには、頭もはたらかなくてぼーっとするようになり、「これは何だ!?」と漢方医にかかりました。

お薬はもちろん頂いて、そのほかに「あまり食べないように!」と食事についてもお話をしました。

そもそも食が細っていたので「食べなければ!」と食べていたのですが、「ちょっとくらい食べなくてもしなないから」と中国人の先生に諭され、それもそうだなと笑ってしまったのですが、余談はさておき、漢方の先生が断食を勧めたのには理由があります。

〇食べるとぼーっとする

常に頭がぼーっとして困っていたのですが、これは食べることで内臓に血液が集中してしまい、貧血気味で血流の落ちた体だと、頭・手足など末端まで、十分に血が行き渡らないのです。断食とはいえ、まったく食べない、というよりは、「食べる時間を決める」「食間=空腹になる時間を長くする」という方法。

〇胃腸に休息

食べると、胃腸は動かざるを得ません。ただでさえ胃腸が弱っているのに、物を食べてしまうと、胃腸は残業に次ぐ残業状態で、過労になってしまいます。働きづめの可哀そうな胃腸を労わるには、断食が良いそうです。

〇血流の促進に

断食が血流促進になるの?食べないとダメなんじゃないの?と思えますが、「頭がぼーっとする」の項目で説明したように、食べると胃腸に血液が集中してしまいます。断食をすることで、胃腸に集中した血液が、全身に行き渡るようになるとか。

〇断食が免疫アップに!?

断食をすることで、免疫アップにつながるとか。実はこれ、2014年に発表された「断食を3日間行えば古い免疫細胞が一掃され、新たな細胞が産生され始める」という研究結果があるのです。(南カリフォルニア大学(USC)のヴァルター・ロンゴ教授率いる研究チームの論文)。ただし、数日間は断食をする必要があるとのこと。

いろいろありますが、食べ続けることが良いことではない、というのはわかっていただけたでしょうか。

もちろん、断食・ファスティングにはデメリットもあります。栄養不足やリバウンドをおこしたり、基礎代謝が落ちてしまう人も中にはいるみたいです。断食には、最近はいろいろなやり方が出てきていますので、自分に合ったスタイルでやることも大事です。

まずは「食べないといけない」の呪縛から解放されて、「自分の体にちょうどいい」を見つけてみませんか。