佳境とは?入る?迎える?正しい意味をチェック

「大詰めだ」「終盤の盛り上がりだ」というような雰囲気の時に、「佳境(かきょう)に入る」「佳境を迎える」という言葉を耳にします。
しかし「佳境」とは、本当にこの意味なのでしょうか?
しっかりチェックして、就活やビジネスに生かしましょう。
「佳境」本来の意味とは
辞書をひくと、「佳境」とは次のように書いてあります。
か‐きょう〔‐キヤウ〕【佳境】 1 興味を感じさせる場面。「話が―に入る」 2 景色のよい所。「県内随一の―」 |
なんと「佳境」とは、終盤や最終章などの意味はもともとありません。
「興味深い場面」や「景色の良いところ」を指す言葉です。
テレビでよく聞くと思っていたのですが、「佳境」が使われる、終わり際のようなニュアンスはどこからくるのでしょうか?
よく聞く「佳境」とは間違いなのか?
「佳境」とは「終盤の大盛り上がり!」のような印象でよく使われている言葉だと感じます。
これについては、辞書にも補足が載っていました。
[補説]1は、ふつう物語、演劇等の興味深い場面をいい、「佳境に入る」などの形で使うが、最近「年賀状仕分け佳境」のように、ある状況の頂点・最盛期をいう使い方が目立ってきている。 |
つまり「佳境」は、最近では「盛り上がる部分」「繁忙期」などの意味で使われているようです。
本来「佳境」が持っていた意味、「物語の興味深い場面」はだいたい「状況の頂点」「最盛期」であり、終盤であることが多いので、最近では「一番の繁忙期」などの意味でも「佳境」は使われるようになったのですね。
由来も知ったので、使い方の間違いは減らせるかと思います。
「佳境」とは「興味深い場面」、そして「景色の良いところ」。
しっかり使いこなして、日々を快適に乗り切りましょう!
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