外国人には聞き取れない日本語!?日本語は母音の長さに敏感だった

外国人には聞き取れない日本語!?日本語は母音の長さに敏感だった

英語、中国語、韓国語・・・。外国語習得はむずかしい!と思う私たちですが、外国人にとっても「日本語がむずかしい!」と思うところが少なからずあるようです。

日本語のどんなところがむずかしいのか?外国人から見た日本語はどんな感じなのか、のぞいてみましょう。

HOOOO!?聞き取れない!

ネイティブの英語話者の場合、まさかすぎる「聞き取れない日本語」がコチラ。

私たち日本人は、漢字を思い浮かべながら丁寧にしゃべったりするので、「鳳凰」は「ほうおう」であり、気をつけて発音するし聞き取りもします。

ですが言われてみると、たしかに「ほーおー」ですが、ローマ字にしてしまうと「HOO」になります。これはネイティブ英語話者にとっては「HOOOOOOって何?!」となるのもうなずけます。

中国語話者の場合「長い・・・」

これは中国人のお友達が言っていたのですが、「日本語は長い」のだそうです。日本で仕事をしている人なのですが、業務のメールは英語で打っちゃうとのことで(器用な)、「何故メールは英語なの?」と聞いたのです。すると、「日本語は長くて面倒くさい」のだそう。

また、日本語は語尾の変化が激しいので、それを覚えるのが結構タイヘンみたいです。中国語の特徴として、「走(歩くの意)」は「Zǒu(ゾウ)」としか読まないのですが、日本語だと「走」にいろいろくっついて、「走る」「走った」「走れ」など、色々変化してしまいます。

さらに日本語にはある「てにをは」は、中国語にはありません。

1個の音しかない漢字たちが並んでいるだけ。それが中国語です。言葉が並んでいる順番で、意味がわかるそうです。

他にも、中国語は「主語」が来たらすぐ「動詞」が来るのが基本なので、話を聞き始めたらまず結果がわかる、意味が分かる、といいます。日本語は結論が最後に来る文章なので、「ずっと聞いてないと話がわからない」という感覚なのだそう。

おとなりの国なのに、まったく違う日本語と中国語。さいわい、漢字という共通のツールがあるので、読み方を覚えるのを頑張れば良い!と言いますし、第二外国語を習得したい・・・と考えている人は、学んでみると幅がひろがるかもしれません。