かっこいい日本のことわざ一覧 -教訓編-悩み・心の迷いに効く短いことわざ

かっこいい日本のことわざ一覧 -教訓編-悩み・心の迷いに効く短いことわざ

ことわざは人生の教訓。

困ったときに心にきく
栄養のようなもの。

もしくは先生のようなもの。

今回は人生で悩んだときや
自分の生活が乱れた時、

会社や学校、組織のなかで
難題に立ち向かう時などに
役立ちそうなことわざを
一覧にしました。

どうせならかっこいいことわざ、
短いことわざが使いやすいので

かっこいい、そして短いことわざに絞って
ご紹介します。


短い・かっこいいことわざ 

仰いで天に恥じず

自らを反省してみて、心にやましいことがなければ、天を仰ぎ見ても少しも恥ずかしいと思うところがない。自分自身が潔白であるということ。出典は孟子。
[類]俯仰天地に愧じず

かっこいいことわざのひとつ。
孟子が出典なので、短い文で使いやすいです。

かっこいいだけでなく
たまに自分をかえりみたくなることわざですね。

朝に道を聞けば夕べに死すとも可なり

「朝」は「あした」と読み
「夕」は「ゆうべ」と読みます。

朝方に人としての道を悟ることができたならば、たとえ夕方に死んでも心残りはないという『論語』のことば。道を知ることが、人間として最も大事であるということ。

このことわざが座右の銘だったら本当にかっこいい。

短いとはいえませんが
元は中国の論語からきているので
やはりかっこいいし
覚悟を感じる一語。

朝に覚悟を決めるとは
武士道のようなことわざですね。

徒花に実は生らぬ

「徒花」は、咲いてもみを結ばない花。見かけは立派でも、中身、実質が伴わなければよい結果に結びつかないということ。

徒花(あだばな)なんて、渋くてかっこいい表現です。

自分の努力に迷いがあるときや
やる気の少なくなった時に
思い出したい、かっこいいことわざです。

短い文でかっこいいので
作品の台詞などにも使えそうです。

脂に画き氷に鏤む

「あぶらにえがき こおりにちりばむ」。

脂肪のかたまりに絵を描いたり、氷に彫刻をしても、すぐ消えうせてしまうことから、実態のはっきりしないものに向かって苦労しても甲斐がないこと。骨折り損の意。

語調が古いので、短いしかっこいいことわざです。

何かに立ち向かおうか考えるとき
特に迷っている時には、
参考にしたいことわざ。

自分を奮い立たせるのも、かっこいいことわざで気分よく。

怒りは敵と思え

怒りという感情は、わが身を滅ぼす敵と思って、抑えなければならないという戒め。

単純ですがかっこいい、そして短いことわざ。

実はこのことわざことわざ、
徳川家康の遺訓の一つなんです。

あの天下取りの徳川家康が言うのですから
かっこいいだけでなく、
とても説得力があります。

日常生活でも、
自分の怒りこそが敵と思いましょう。

かっこいい&短い、だけじゃなく、とても使いやすいことわざです。

砂長じて巌となる

「いさごちょうじて いわおとなる」。

小さな砂粒が大きな岩石に成長するという言い伝えから、永く栄えることを祝っていうことば。また小さなもの、とるにたりないものでも、たくさん集まれば、大きなもの、価値のあるものになるということ。

「塵も積もれば山となる」の類語です。

こちらの方が短いし響きがかっこいいので
座右の銘などにもおすすめのことわざです。

かっこいい・短いことわざ―教訓編まとめ

ふとしたときに役立つ、
短い、かっこいいことわざをまとめてみました。

古い言葉だと覚えづらい人もいると思いますが
短いことわざを探してみたので
比較的覚えやすいし、使いやすいと思います。

日常で何かに迷ったとき
他人に腹を立てた時
道が見えなくなった時。

こんなことわざを参考にしてみてはいかがですか。

(意味の引用:『ポケット判 ことわざ新辞典』高橋書店より)