あわもちとは?きびとの違いと作り方

あわもちとは?きびとの違いと作り方

あわもちとは栄養価も高く、自宅でできるやさしいおやつ。きびとの違いと作り方についてご紹介します。

あわもちとは?

あわもちとは、粟でできたお団子です。

江戸時代に庶民間に人気だったそうです。

作るのが非常に簡単で栄養もあるので、小腹がすいたときにおすすめです。

あわの栄養価

粟はダイエットしたい方にも向いていると言える、かつ栄養価の高い穀類です。

なぜなら、粟はカロリーが低めであり、栄養は白米よりも格段に高いからです。

白米を食べる場合と粟を食べる場合だと、
・食物繊維:7倍程度
・鉄:6倍程度
・マグネシウム:5倍程度
・カリウム:3倍程度

加えて抗酸化のビタミンE、代謝に欠かせない微量成分のパントテン酸も多く含んでいます。粟には解毒作用もあるそうで、免疫力が気になる方にもおすすめできる穀類です。

ポテチやチョコレートなどのお菓子もいいですが、あわもちをおやつにすれば甘味と栄養吸収の一石二鳥。
おやつに興味はないという方だったら、ごはんに混ぜて炊いて食べるだけでも、日々の食事の質がアップします。

あわもちの材料

あわもちの材料は

・もち粟
・砂糖(好み)
・あんこ(こしあん、粒あんは好み)

以上です。

とてもシンプル。もち粟だけで作ったあわもちを、あんこと一緒に頂くとおいしいです。

あわもちの作り方

あわもちの作り方は単純ですが、時間はかかります。

下準備

作る2日前に、もち粟を水に漬ける。お水は1日ごと取り換える。

作り方の手順①蒸し器の場合

1.もち粟の水をしっかりと切る(30分切っても〇)
2.蒸し器で強火20分ほど蒸す(濡れ布巾を敷いた上にもち粟を置く)
3.別の入れ物にもち粟を移し、熱湯を加えてラップを当て、蒸らし10分
4.もう一度蒸し器で強火20分蒸す
5.器にあける(砂糖を加える場合はここで追加して混ぜる)
6.ラップに包んで30分蒸らす、熱が取れたら冷蔵庫で一晩
7.15分蒸し器で強火で蒸す
8.熱いうちにこしあんの玉を包んで団子にする

やることは単純ですが、昔ながらの方法だとかなり時間がかかります。時間がかかっても構わない方におすすめです。

作り方の手順②調理機械を使う

「もち」機能の付いた調理機械にセットして蒸す作り方だと、早くて簡単です。

1.水切りしたもち粟を機械に入れ「もち」機能のスイッチを入れる
2.熱いうちに丸めて団子にする(こしあんの団子を作ってあわもちで包んでも〇)
3.つぶあん、ぜんざいなどを添える

蒸し器がなかったり、時間と手間を掛けたくない方におすすめの調理法です。

ホームベーカリーならパンも焼けるし餅も作れて便利。

炊飯器は使える?

結論、使えます。

ただし、普通のお米の炊飯コースではダメで、「もち米コース」「おこわコース」などの「もち」を作る機能がついている炊飯器ならOKです。

おこわ機能で蒸せます。雑穀機能があり玄米なども可能。何より炊きあがりの味の評価が高い炊飯器。

超カンタン!鍋でできる作り方

こちら最も簡単かもしれません。

1.もち粟と、倍量の水を加えて鍋にかける(強火)
2.沸騰したら弱火にして目安10分煮る
3.火を止めて15分蒸らす
4.丸めて盛りつけ、あんこを添える

ぜんざいに浮かべても美味しいです。また、わざわざ小さい団子状に丸める必要もありません。ひとまとめにして、食べるときに箸などでちぎりながら食べても大丈夫です。

もち粟はどこで買える?

スーパーなどでも買えますが、規模や取扱いの種類によってないところも多いです。

製菓材料専門店や、和の食材に強いお店に行くか、もしくはネットが確実です。