MCTオイルが便秘に効かない・治らない?効果と使い方。ココナッツオイルとは違う?

吸収されやすく、
脂肪として蓄積されづらい
中鎖脂肪酸。
MCTオイルと呼ばれ、
注目度尾が急上昇の食用油です。
中鎖脂肪酸(MCTオイル)は、
いったい何によいのか、
ダイエットにも使えるのか、
美容にはよいのか
MCTオイルについてみていきましょう。
MCTオイルの効果
中鎖脂肪酸(MCTオイル)は
いろいろな期待が寄せられているオイル。
・ダイエット
・乳酸の蓄積減少効果
・認知症
・てんかん、自閉症など
などがMCTオイルに期待される効果です。
内容を見る限り、
医療方面でかなり期待値が高いよう。
実は、認知症(アルツハイマー病)の方に
MCTを投与して
症状が改善した、という例があるのです。
認知症の方は「ケトン体」というブドウ糖を、
脳がうまく利用できなくなってしまうのだそう。
MCTオイルは、
その代替えのエネルギーとしてはたらき、
脳細胞を長く生かすといわれます。
同じ理由で、MCTオイルは
てんかん・自閉症などにもはたらき、
てんかん発作の頻度を減らす可能性が
あるそうです。
美容方面で注目されているのは
何といってもダイエット。
MCTオイルは、体に蓄積せずに
すばやくエネルギーとして利用されるので
オリーブオイルよりも体重を減少させるのには
優れているという実験があります。
ココナッツオイルとは違う?
よくある質問の1つが
「MCTオイルとココナッツオイルは違うのか?」
ということ。
結論、MCTオイル=ココナッツオイル
ではありません。
MCTオイルは、
ココナッツオイルのような油から
中鎖脂肪酸(MCT)のみを抽出した油のことです。
ココナッツオイルは原料にあたります。
ココナッツオイルの中にも
中鎖脂肪酸(MCT)93%というものも。

ココナッツオイルはふつう、
低い温度では固まってしまいます。
固まるのは長鎖脂肪酸。
一般的なオイルと同じ性質のものです。
ゆっくり冷やして、それらの白いかたまりを
丁寧に取り除くと、
冬でも固まらない透明なココナッツオイルになるそうです。
一般的なMCTオイルとの違いは
特にケトン体に変換しやすいと言われる炭素数8(C8)のカプリル酸と、炭素数10(C10)のカプリン酸の割合が約82%を占め、さらにラウリン酸も約11%含まれます。ココナッツオイルの特長を高濃度に凝縮した、全く新しいココナッツオイルです。
※一般的なMCTオイルはカプリル酸(C8)とカプリン酸(C10)だけを取り出したオイルになります。
ココウェル公式ホームページより引用
ラウリン酸とは、
ココナッツオイルに豊富に含まれる
抗菌・抗ウイルスなどのはたらきをする
中鎖脂肪酸。
赤ちゃんの免疫は
母乳に含まれるラウリン酸のおかげと
いわれる、免疫には大事な物質です。
ココナッツオイルの特性と、
MCTオイルの特性を
療法併せ持ったオイルです。
コラム:ラウリン酸はMCT? “ラウリン酸はMCTの中でも炭素数が多く、12個です。 MCTは炭素数が少ないことで、人体が分解・吸収しやすいため、 「炭素数6〜10個をMCTに分類すべき」という専門家の方も 多くいらっしゃるようです。 |
ココナッツオイルのMCTがオススメ
なぜココナッツオイルのMCTがオススメかというと、大手メーカーのものは、オイルを抽出するのに、化学系のものを使用しているからです。
一方で、先ほども紹介したココナッツオイルのMCTオイルは、ココナッツオイルを低温にして、固まった油(長鎖脂肪酸)を取り除いただけのもの。
抽出のために添加物などは一切使用していないので、品質が本当に安心なんです。
しかもメーカーさんの中でも「ランニングでも疲れない!」などの評判があるらしいです。
本当にすぐエネルギーに変わるんですね。

MCTオイルは便秘に効かない・治らない?
MCTオイルを摂りすぎると
お腹が緩くなるという例もありますが
便秘に関して
「効かない」
「治らない」
というワードもでてきます。
実際どうなのか、
口コミを調べてみました。
①便秘解消に効いた!
便秘解消に良かったという声は
他にも見られました。
やはりMCTオイルには
おなかを緩くするはたらきが
あるようです。
妊娠中のママにも効果があったというのは
女性にうれしい報告ですね。
②便秘に効果を感じない…
残念ながらMCTオイルで便秘が治らなかった方や、
かえって便秘になってしまった、
という方もいらっしゃいました。
MCTオイルは高級なものも多いですから、
せっかく買っても合わなかった場合は
悲しいですね。
メーカーの方に聞いてみたところ、大量に摂るとやはり便が緩くなるということで、オススメしていないそうです。
便秘の方がほかに使えるものは
・酵母
・乳酸菌
・発酵食品(キムチ、納豆など)
・大麦若葉(青汁でOK)
など、食品でもいろいろありますから、
諦めずに、早く治ることを
祈っています。
MCTオイルで本当にダイエットできるのか
MCTオイルでダイエットをしようという方は
多くいらっしゃいます。
MCTオイルで本当に
減量できるのでしょうか?
MCTオイルは、実際
従来のオイル(LCT)に比べると
カロリーが10%も低いそうです。
しかし、ダイエットとMCTオイルの研究では
その効果は控えめ。
かなり体脂肪が多い人は効果があったようですが、
もともとそんなに食べていない人や、
もともとの食生活にMCTオイルを
ただ追加した場合、
「太った!」
という人もいる様子。
いかにMCTオイルがエネルギー変換が早いとはいえ、
油は油なのです。
治療に使う際も、
食事指導ありきのようですから、
ダイエットに使う場合には
摂取量や摂取方法に
気をつけなければ逆効果になりそうです。
血糖値を安定させるはたらきはあるものの、
カロリーオーバーになっては意味がないので、
くれぐれも食事管理を
気にしてみてください。
MCTオイルの適切な摂取量は
実は、MCTオイルの適量は
まだ正確にわかっていないそうです。
新しい食品なので、
研究がもっと必要そうです。
一般的には
「大さじ1〜5杯」
と言われています。
不安な方は、
お医者さんに相談してから
使用すると良いかもしれません。
まとめ
今回は話題のMCTオイルについて
見てきました。
体質の問題や
食習慣の問題も
大きくかかわることがわかりました。
個人的には
油の消化が苦手なタイプなので
普段食べている油を
MCTオイルに置き換えるのは
いいかもしれないと思いました。
しかし、普段の生活リズムにはない
「コーヒーにMCTオイル」
などの習慣を追加すると、
太るような気がします。
どうやったら
自分の生活に合うのか、
どの程度なら
カロリーオーバーにならないのか。
しっかり考えたうえで
友好的に取り入れられたら
素敵ですね。
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