朝に白湯を飲むと良い理由。なぜ朝は白湯なのか

朝に白湯を飲むと良い理由。なぜ朝は白湯なのか

朝起きたら白湯を飲む、という美容法・健康法が流行ってから、朝起きたときに白湯を飲む人も多いと思いますが、なぜ朝に白湯を飲むとよいのか、漢方的にも理由がありました。

朝に白湯を飲む理由とは

漢方では、体に「陽気」があると考えます。

陽気とは?
気には陰陽の2つあり、そのうちの1つです。陽気は体を温めるもので、精力的な活動の原動力・エネルギーです。なので経絡を流れる陽気が滞れば、冷え性ともなります。

陽気が不足してしまう原因には、加齢・体質の虚弱・術後や病後の体力低下が考えられます。

朝、私たちの体は、陽気が弱くなっています。焚火や囲炉裏の、小さな火種をイメージするとわかりやすいのですが、ここに冷たい水を入れれば陽気は小さくなってしまいます。

なので火種が消えないように、元気になるように白湯を飲み体を温めるわけです。

人の体は、時間帯で見ると、昼に陽気が一番強くなります。朝白湯を飲み、温めて昼に備えられるかで、1日のパフォーマンスが大きく変わってきます。

「最近元気がない」「日中うまく動けない」「冷え性」などの悩みを抱えている方はぜひ、朝に白湯を1杯飲んでみてください。

たくさん飲めばいいというものではないので、焦らず毎日1杯ずつ継続して飲むのがおすすめです。