温活は本当に大事?体温ごとに変わる体の機能

温活は本当に大事?体温ごとに変わる体の機能

冷え性対策に「温活」という言葉をよく聞きます。

身体の平熱を上げるので、時間も根気も必要な作業なので、途中であきらめてしまいがちです。

では、温活とはどのくらい大切なのでしょうか。

温活をする目的とは、そもそも体温の平熱を上げること。

日ごろから低体温の人は、平熱が35℃台が当たりまえ、という方も多いです。

特にニュースでも見かけるほど、平熱が低い人は若者に増えているそう。

平熱が低い、低血圧などの体質だと、日ごろから元気もなく、身体はだるく、頭もふらついたり・・・と何かと弊害が出てきます。

ですから、平熱が低めの人には温活は必要とも言えるでしょう。

しかし、体温の平均はすぐには上がらないもの。

毎日の習慣で少しずつ変わっていくかもしれないものですから、目標がしっかりしていないとなかなか継続して行動できません。

実は、平熱の体温ごとに、身体のはたらきというのは変わってくるんです。

理想と言われる平熱

理想と言われる平熱は「36.5℃以上」。

37℃近くが一番良いという人もいます。

この体温は、一番健康体と言えるからだで、新陳代謝が100%の状態になるとのこと。

生命活動が活発な状態になるので、気も体も元気、というわけです。

低体温は何度から?

35.5℃~36.5℃が、低体温に当てはまるといいます。

35.5℃は低体温とわかりますが、36.0℃も低体温に入ることになると、かなりの人が低体温、ということになりそうです。

低体温の人の何が問題かというと、代謝があがらないので、排泄機能が低下し、自律神経が乱れます。

そのためにむくみや肥満につながりやすいのです。

代謝があがらないとはどのくらいかというと、50%~60%の代謝だということで、本来の機能の半分程度しかはたらけていない状態です。

低体温の人中には「35.0℃」という人もいるそうで、ここまでいくと代謝が10%以下となり、がん細胞が増殖するという危険な身体の状態となります。そしてウイルスの動きが活発になるため、病原菌に非常にまけやすい状態のようです。

発熱時の身体はどうなっている?

発熱は一般に「37.5℃以上」と判断されていますが、この時の身体の状態はどうなっているのでしょうか。

発熱は病原菌などに対抗するため、免疫をあげている状態になります。

白血球のはたらきが活発になっていて、免疫力があがっている状態です。

平熱37.0℃の人が、37.5℃まで上がったとしても「微熱だな」という感覚かもしれませんが、平熱35.5℃の人が37.5℃まで体温があがったとしたら、日ごろとの差がはげしくてそれだけでもつらそうなイメージがあります。

温活はやはり重要

温活は、低体温の人にはやはり重要な活動といえます。

モチベーションを保つのには大変かもしれませんが、まずは36.5℃を目指せば、新陳代謝100%ですから、健康美も手に入るはずです。

免疫力だけでなく、生命活動が活発になるということは、美肌や美髪になることや、自分の理想のスタイルを維持しやすいことも期待できるということになります。

むきになって固執する必要はありませんが、努力する価値はあるといえます。

冬になってからでは遅く、夏のおわりが見えている今からが勝負時です。

秋は冬の対策と思って、しっかりと身体と向き合い、コンディションを整えていきましょう。