湿疹・蕁麻疹、違いは何?発疹のかゆみ対策。生活で治せるの?

湿疹・蕁麻疹、違いは何?発疹のかゆみ対策。生活で治せるの?

皮膚にできるブツブツ。
かゆみがあるとつらいものです。

湿疹や蕁麻疹などと言っていますが、湿疹と蕁麻疹には違いがあります。

また、薬やお医者さんに頼らず、発疹のかゆみを抑えたり、日々の生活で治すことはできるのでしょうか。

調べてみました。

湿疹と蕁麻疹の違いは?

かゆいブツブツが出来てしまったとき。
何気なく「湿疹ができた~」とか「じんましんがでちゃった…」とか、言うことがあります。

湿疹と蕁麻疹は、似ていますがちょっと違うのです。

〇湿疹(しっしん)
 特定の場所に症状が出続ける。
 数時間~数日続くことがある。
 進行は遅い。
 跡になる。

〇蕁麻疹(じんましん)
 全身のあちこちに症状が出る。
 出ては消えるのが特徴。
 数時間以内で、いったん収まることが多い。
 何もなかったのに急にかゆくなることが多い。
 跡にはならない。

※発疹(ほっしん)
 湿疹などで、皮膚に小さい吹き出物ができる、という症状のこと。
 吹き出物自体を「発疹」ともいう。

湿疹・蕁麻疹は生活改善で治すことができるの?

湿疹、蕁麻疹に限らず、皮膚のトラブルに悩む人の中には、やっぱり「薬を使いたくない…」という方もいらっしゃいます。

当サイトは医療の専門家ではありませんから、「医者に行け!」とも「生活改善で絶対治る!」とも言えません。

しかし、薬をもらっても、しばらくすると発症してしまう。
前より効きが悪くなっている気がする。

そんな経験を持つ身からすると、やはり自分で努力すべき部分はあるのではないか、そう考えています。

そこで、自然療法の本を参考にしてみたいと思います。

湿疹・蕁麻疹で食べない方が良いもの

〇肉類
 牛・豚・鳥など

〇魚介類
 まぐろ・ぶり・さけ・ます
 あさり・はまぐり
 えび・かに

〇穀類
 白米もち・とうもろこしなど

今回参考にしている本の中で、著者の東城百合子先生はこれらを「食べると必ず病状は悪化します」と書かれています。

みれば、アレルゲンとして特定されているものもありますので、なんだか納得。

湿疹・蕁麻疹で食べてよいもの

〇主食
 ごはんなら玄米・半つき米。ごまをかけてよく噛む。
 パンなら黒パン・胚芽。

〇副食
 葉の色が濃い野菜。
  特にニラ。
 根菜
  大根・蓮根・人参・ごぼう・玉ねぎなど。
 そのほか
  海藻・こんにゃく・小豆・納豆・梅干しなど。

〇お茶
 どくだみ茶・はと麦茶・びわ茶
 くず湯(※じゃがいもでんぷん製は×)

ちなみに玄米には、免疫を高める栄養素が含まれており、ここで紹介されているお茶は水毒をとる、毒消しのお茶です。

ファスティングが良い?

ファスティングとは「プチ断食」のこと。

「がんこな皮膚病は断食療法をするとよく」と書かれているので、断食やファスティングも有効なのかな?と考えました。

しかし「やるなら指導者についてする事です」とおっしゃっていますので、オリジナルではやらない方がよいのかもしれません。

湿疹・蕁麻疹のかゆみに塗れるものは?

自然療法ですから、食品やお茶にされる植物が紹介されます。
慣れない人は「え…」と思うかもしれませんが、かゆみ止め対策をご紹介します。

〇大根
 輪切りにして、切り口でこする。
 かゆみとほてりに。

〇生姜
 しぼり汁を薄めて拭く。

〇ニラ
 塩もみしたニラで患部を抑える。

〇青汁をつける
 枇杷の葉・ヨモギの葉・すぎな。
 細かく刻み、水とミキサーにかける。
 もしくは煎じて汁をつける。

ニラや大根なんかつけて大丈夫なのかなぁ…と思う人もいると思います。

びわの葉やよもぎなどは、人によっては入手が難しそうですが、大根やニラは誰でも手に入れることができるので、試してみたい方にはお手軽かもしれません。

体を洗うのに、石鹸はNG

湿疹・蕁麻疹で症状が出ているときには、石鹸での体洗いはおすすめできません。

ぬか袋をつかって優しく洗いましょう。

ぬかに洗浄力はありませんが、汚れを吸着するはたらきがあるので、不潔ではありませんし肌も傷みません。

入浴剤も、身近なもので。

入浴剤にも天然のものを使います。

〇ぬか
 ぬかを煮出した汁を湯に入れる。

〇びわの葉・桃の葉・よもぎの葉・せいたかあわだち草
 煎じて湯に入れる。
 湯は3日ほど変えなくても平気。

まとめ。皮膚病と向き合うには

東城百合子先生曰く、

「皮膚病は皮膚だけで病んでいるのではなく全身病で、内臓の痛み苦しみが皮膚に出てきている事の認識がないと、枝葉ばかり追いかけて苦しむことになります」

東城百合子『家庭でできる自然療法』p.328より

皮膚科に行くことも大切なのですが、皮膚ばかり見て内臓をおろそかにしては、皮膚病の完治はないということです。

内臓が落ち着いてくれば、肌も落ち着いてくるはず。

ちょっと辛抱が必要ですが、ご自身の体を大事にしてあげてください。

今回参考にした本はコチラ↓

東城百合子『家庭でできる自然療法』

自身の肺結核を完治させた経験のある方。
難病からちょっとした不調まで、
たくさんの体の症状について方法が書かれています。

読んでみたい方

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