節分にいわしの頭・ひいらぎの葉っぱを飾る理由は?由来や地域はどこ【節分おもしろ話】

節分といえば、いわしの頭とひいらぎの葉っぱ。
どうしていわしの頭とひいらぎの葉っぱを飾るのでしょうか。
その理由や由来、地域をご紹介します。
あの飾りの名前
節分の鰯の頭とひいらぎの葉っぱ。
あのお飾りの名称は「柊鰯」「節分いわし」です。
そのまんま…。
西日本では
「焼嗅(やいかがし)」
「やっかがし」
「やいくさし」
「やきさし」
などとも言うそうです。
節分いわしの歴史はとっても古い
節分に飾る「柊鰯」は、平安時代から続くと言われる、古い風習なんです。
「柊鰯(ひいらぎいわし)」は、紀貫之『土佐日記』にも登場します。
節分のいわしとひいらぎの飾り方
節分の鰯とひいらぎの飾り方をチェックします。
鰯の頭を焼いて、葉のついた柊の枝に刺します。
飾る場所は【門口(玄関など)】。
柊鰯を飾っておく時期は、地域にもよるみたいですが、
①節分当日~2月いっぱい
②1月15日~立春まで
③節分当日のみする風習のこと。
などです。
なぜいわしの頭とひいらぎの葉っぱ?
それにしても、なぜひいらぎの葉っぱといわしの頭なのでしょうか。
いわしの頭とひいらぎの葉っぱは、鬼除けの意味で飾ります。
鰯の頭も、ひいらぎの葉っぱも、鬼が苦手なものと考えられているからです。
〇ひいらぎの葉っぱ・・・葉が尖っているので、鬼の目を刺す
〇いわしの頭・・・・・・独特の臭みを持ついわしもまた鬼が苦手とするもの。
昔より、尖ったもの・臭いものは魔除けになると信じられていました。
いわしとひいらぎの葉っぱは、鬼除け・魔除けの組み合わせだったのです。
いわしとひいらぎは節分が終わったらどうする?
柊鰯は魔除けなので、そこらへんには捨てがたく感じます。
神社持っていっても良いみたいですが、そこまでするのも・・・という方には、一般的な方法があります。
①半紙に包む
②塩で清める
③捨てる
という手順で捨てているやり方が一般的なようで、これなら処分に迷わずに済みます。
節分にいわしとひいらぎを飾る地域は〇〇
節分に柊鰯を飾るのは、実は関西の風習なのだそうです。
もともと平安時代にはあった習慣ですから、京都などで生まれたのでしょう。
しかし現在では関東地方でよく飾られているそう。
確かに、昔から関東の祖父母の家には柊鰯が玄関先に飾られていましたし、ならって我が家でも飾っていました。
地域の伝統はあれど、古い古い風習なので、ぜひやってみてはいかがでしょうか。
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