玄米の炊き方!毒に注意!塩でもっとおいしい玄米の炊き方のコツ

玄米の炊き方!毒に注意!塩でもっとおいしい玄米の炊き方のコツ

玄米は栄養価が高く、体によいので最近人気ですが、正しく炊飯しないと“毒”を取り入れることになってしまう、と言われます。

玄米に含まれている”毒”とは、いったいどんなものなのでしょうか。

毒ならば、無毒化の方法は?

玄米の正しい炊き方、おいしい炊き方をご紹介します。

玄米は何が良い?

玄米は白米に比べて、栄養素が豊富です。・食物繊維・ビタミン・ミネラル白米は、こうした大事な栄養素を、精米することで取り去ってしまうので、栄養価が少ないのです。

玄米はビタミン・ミネラルがしっかりとれるので、体の中のバランスが整い、健康的な身体づくりに役立ちます。

ビタミン・ミネラルがしっかりと摂れていると、体や心の不調が整ったり、人によっては病気が治ってしまったという話も聞きます。

しかもB1・B6・B12が含まれています。

これらのビタミンは「頭脳ビタミン」とも呼ばれ、勉強や頭をスッキリさせたい人にもオススメできる食材なんです。

①玄米は水につけ置き必須!

玄米は、炊飯器で炊く前に、水につけておく必要があります。

「玄米には”毒”がある」というのが通説で、「玄米毒」などと呼ばれています。

玄米には、発芽や細胞分裂を抑える物質 が含まれていて、これをそのまま摂取してしまうと、体調不良を起こす可能性がある、と説明されます。

これは「発芽毒」とも呼ばれ、アブシジン酸やフィチン酸という物質が引き起こすと言われます。

この発芽毒・玄米毒は、玄米にとってはとても大事なもの。

栄養価の高い外皮・胚芽には、種を守るためにこうした物質が含まれているのです。

しかし、これが人にとってはあまり良い物質ではなく、とくにフィチン酸には「ミネラルの吸収を阻害する」作用があるそうです。

せっかくミネラル欲しさに玄米を食べても、玄米にミネラルを持っていかれ、体内で吸収されなければ意味がないですよね。

では玄米を水につけておくとどうなるのか。

「発芽毒」と呼ばれるこうした物質は、発芽を抑えておく役割を持っています。

発芽までの間、種を一生懸命守っているのです。

それが水に付けると、発芽するように促され、化学反応が進んで、やがてなくなります。

水につけておくことで、玄米に含まれる「発芽毒」を取り去るのが、玄米を水につけておく目的です。

②水に玄米をつけ置きすると〇〇が増える!

いちいち水に浸すのは面倒、手間だ・・・という方も多くいますが、玄米を水に浸すと、うれしい変化があるんです。

・米アレルギーのアレルゲン低減

・ギャバ(GABA=ガンマーアミノ酪酸)が増加。

GABAがしっかり摂取できるということは、不眠やストレス緩和、精神安定にも良いということです。

②玄米は”つけ置き時間”が大事!

玄米は一般的に「6時間以上」つけ置きが必要、といわれますが、人によっては12時間、24時間と、つけ置き時間に幅があります。

健康や病気改善にしっかり取り組んでいる人は、24時間と長めにしていました。

「そんなの面倒くさい」という方は、面倒くさいのも結構ですが、しっかりできないならば食べてはいけないかなと思います。

しっかり調理できないことで「体質と合わない」「具合がよくない」ということになっては困るからです。

そもそも玄米は、白米より精製されていないので、水を吸いづらいため、つけ置きが中途半端だとあまりおいしく炊けません。

しっかり水につけて、玄米をおいしくいただきましょう。

③つけ置きしたら〇〇しないと意味がない!

玄米は長時間、水につけ置きするものだと言われていますが、実は【つけ置きするだけではダメ】なんです。

大事なのは、そのつけ置きをした水は【捨てること】。

せっかく玄米の“毒”を取ったところで、その”毒”を吸い取ってくれた水を摂取してしまっては意味がありません。

つけ置きした水は勿体ながらずに捨て、新しいお水で炊飯しましょう。

④玄米を炊く前に塩!?

「玄米に塩がいいよ」と聞いたのですが、炊飯後の玄米ではなく、炊飯の前に塩を入れるのが良いのだそう。

玄米5合に対して、塩3.5g程度がよいらしいです。

玄米の皮も破れやすくなり、炊飯がうまくいくのと、塩味が少し足されることで味も食べやすくなります。

なにより、天然塩を使うことによって、よりたくさんのミネラルが摂れて、からだの中のバランスを整えるのに良くなります。

まとめ

玄米には、白米にはないたくさんの栄養素が詰まっていることがわかりました。

健康や美容には、とても良い食材ですね。

何より「米が主食」の日本人にとっては、ごはんは一番多く食べるもの。
一番触れるものから見直していくと、近道かもしれません。

玄米を美味しく炊飯して、こころもカラダもすこやかになりましょう。

では今日も一日、快適に過ごしましょう。