貧血には鉄?ビタミンC?生理前にも役立つサプリの選び方!葉酸は効果的?

「貧血には、ビタミンCと鉄分だったら、どっちを選べば良い?」
という話題になりました。
サプリの話をしていて、「メインの栄養素は一緒だけどサブの栄養素が違う」商品があり、じゃあ「ビタミンC」と「鉄分」だったらどっちがいいのか?という疑問です。
貧血対策なら、やはり鉄分を選ぶべきなのでしょうか?
ビタミンCと鉄分の違いをみていきます。
○貧血にはやっぱり鉄?
貧血気味なら、やはり鉄分が必要、と思うのが普通。
たしかに、貧血の場合には鉄分が選ばれます。
特に、現在「鉄欠乏性貧血」とわかっている方の場合、鉄分の摂取が有効的なようです。
食べ物から得られる鉄分は2種類。
「へム鉄」……肉・赤身の魚などから
「非へム鉄」…牛乳・卵・野菜などから
へム鉄は吸収率が高く、約30%吸収すると言われています。
一方、非へム鉄は約7%の吸収率と低め。
ですから、「ヘム鉄の方が良い!」と言われますが、ほかの食材も食べないと、単純にほかの栄養素が偏り、体に良くないですから、まんべんなく摂ることをおすすめします。
サプリなどに頼りたいときは、ヘム鉄を選んでも良いかもしれません。
○ビタミンCも貧血には効果的?
実は、貧血対策として、ビタミンCも決して無意味ではありません。
ビタミンCは、鉄の吸収をサポートしてくれるので、鉄分の吸収率が高まることがわかっています。
鉄分だけ摂るより、ビタミンCもこまめに摂ったほうが、効率よく鉄分を吸収できるようです。
特に、野菜・牛乳・卵の鉄分は「非ヘム鉄」で吸収されにくいのですが、ビタミンCを摂ることで、非ヘム鉄も吸収・利用率が高まるとのこと。
貧血でも、「気になるほどじゃないし、予防的に…」と考えるならば、ビタミンCを欠かさず摂ることで、対策していけるようです。
ちなみに1日当たりのビタミンC摂取量は、成人で1日につき「100㎎」が推奨されています。
逆に、1日の食事以外にサプリで「1,000㎎以上」摂取することは推奨されないとか。
食事でもビタミンCを摂取しているのと、たくさん摂りすぎてもあまり意味がないようです。
ビタミンCは、人間の体では生成できないので、摂取する必要があるのですが、人間が許容できる量も決まっています。
一度に大量に摂っても、体外に排出してしまうのです。
ですから、ビタミンCは1日のうち、少しずつこまめに摂取するのがおすすめ、と最近ではよく言われています。
○葉酸はどうなの?
葉酸といえば「あかちゃんのビタミン」とか「若返りのビタミン」なんてあだ名がついていますが、貧血にはどうなんでしょうか。
葉酸が「赤ちゃんのビタミン」などと呼ばれるのは、細胞分裂に欠かせない栄養素だからです。人間の体では、細胞を作ったり、再生したりするのを助けています。
葉酸が欠乏したために起こる貧血もあるそうで、葉酸が足りないと赤血球になる前に壊れてしまうことがあり、そうすると血液中の赤血球が不足するので「貧血になる」。
これは「巨赤芽球性貧血」という悪性の貧血だそうですが、通常の貧血の症状だけでなく、舌がつるつるになったりするんだそう。
こうした場合には、葉酸サプリを使って改善する必要がでてきます。
○まとめ
ヘム鉄、非ヘム鉄と、ビタミンC、葉酸について見てきました。
貧血だからといって、鉄分ばかりを取るよりも、バランスよい食事を心がけ、ビタミンCのちからも借りた方が、鉄分の吸収がよくなることがわかりました。
また、あまりにもひどい場合は、医療機関でしっかり見てもらい、原因をつきとめて最良の対策をしていくことが必要だと思います。
自分の声をしっかり聞き、からだと向き合うことをわすれずに。
今日も1日、快適に過ごしましょう。
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