英語で説明!「幕府」はshogunate!?読み方と由来、幕府と朝廷の違いは?

英語で日本の文化について聞かれると、どう答えたらいいのか悩んでしまう事柄ってありますよね。
日本史の中でも特徴的なのが「幕府」。
幕府は英語で、「まさか」の言い方なのです。
「幕府」は英語で「Shogunate」!
幕府は、英語で「Shogunate」と表現するのが一般的だそうです。
(「幕府」という言葉が出る話題が一般的かどうかはともかく)
「Samurai」のように、「Bakufu」という言葉を知っている外国人もいるようです。
しかし、よく使うのは「Shogunate」なのだそうです。
「徳川幕府」なら「The Tokugawa shogunate」、江戸幕府なら「Edo shogunate」、日本で最初の武家政権は「Kamakura shogunate」となるわけです。
英語で「幕府=Shogunate」語源・由来は日本語!
英語で「幕府」は「Shogunate」。
御察しの方もいると思いますが、その語源は日本の「将軍」です。

「shogun」(将軍)+「-ate」(~する、などの意味に)
→ “Shogunate”(幕府)と、表現されています。
将軍がする(行う)政治・治世・統治、といったニュアンスでしょうか。
まさか日本語から英語になった言葉の一種だとは思いませんでした。
日本語から英語になった言葉
天ぷら=Tenpura、寿司=Sushi、カラオケ=karaoke、盆栽=bonsai、マンガ=manga、津波=tunami、かわいい=kawaii・・・など、日本語から英語になった言葉はたくさんあります。
しかしまさか幕府は「bakufu」ではなく「shogunate」とは・・・。「将軍」=「shogun」が先行して有名になったんだろうな、という想像がつきます。
「幕府」はShogunate、では「朝廷」は?
幕府は英語で「Shogunate」ですが、では天皇と貴族たちによる「朝廷」は何という英語表現になるのでしょうか?
朝廷は英語にすると「Imperial court」。
「幕府」とは違い、語源は普通に英語です。
「inperial」はもともと「帝国の,英帝国」という意味であり、「court」は「法廷・裁判所」の他に「宮廷・宮中・王室」といった意味を持ちます。
チェコのプラハに「Kings court」という5つ星ホテルがありますが、英語で「王宮」と言いたい場合は「king’s palace」「royal palace」と言うようです。
まとめ
英語圏やヨーロッパ圏には「王」「皇帝」がいるので、天皇や朝廷はそのまま英語で翻訳しやすいでしょう。
しかし「幕府」「将軍」という制度は、日本史の特殊な政府であり、翻訳するよりも日本語を語源に造語した方が、きっと早くてわかりやすかったのでしょう。
文化が出会うと、また新しい文化が生まれて、おもしろいですね。
では今日も一日、快適に過ごしましょう。
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